プロフォトグラファーの道具は? と聞かれたときに、「カメラと大型ストロボと三脚と・・・」と考えたけれどそれらは撮影道具。作品作りの道具としては、カメラとは別に「大判プリンター」や、フィルムから作品を作るには「フィルムスキャナー」もいる。また、長期ロケに行けばノートパソコンや「フォトストレージ」にデータ保存。一昔前のなら揃っているが、最近作品作りをしていなかったのですっかりこれらの最新性能を見ていなかった。

 ぼちぼち仕事に追われる毎日でなく、久々に個展もしたくなってきた。そこで今回は、4回にわたって絶対外せない大判プリンター「PX-5002 & PX-5600」、光沢感と色鮮やかさが特徴の大判プリンター「PX-G5300」、4×5フイルムもスキャンできるスキャナー「GT-X970」。そして以前アフリカに持って行ったフォトストレージ「P-7000」。これらの実力を徹底的に評価することにした。早速これらのテスト画像を得るために沖縄は八重山諸島ロケに・・・。そして八重山諸島での作例で各製品をテストしながら、実力を評価することにした。

 今回の「PX-5002 & PX-5600」では、その実力をさまざまなシーンでのプリント結果に加え、さまざま用紙別のプリント結果までテストし、徹底的に評価する。第2回は、「PX-G5300」について、光沢感やオレンジインクによる人肌表現の実際を見る。そして第3回目のスキャナー「GT-X970」編では、銀塩カメラで撮影した多彩なフィルムのスキャンをはじめ、2つのレンズを搭載したデュアルレンズシステムの実力を検証する。最後のフォトストレージビューアー「P-7000」編では、ライブビューしながらカメラコントロールできる機能が追加されたというので、私のメインカメラNikon D3でカメラコントロールの使い勝手などを試していく予定だ。

A2ノビまでプリントできる「PX-5002」
A3ノビまでプリントできる「PX-5600」

 さて、写真を撮った後、その写真を皆さんはどうしているだろうか?

 写真家やハイアマチュアの皆さんなら、もちろんプリントしているだろう。自分でプリントする人もいるだろうし、現像所に頼んでプリントする人もいるだろう。私が写真展をしたときはまだフィルム時代なので、現像所にプリントをお願いしていた。しかし、プリンターの性能が向上してきた現在において、良いプリントができるならば、自分で自分の意図を反映したものを作りたいと思う人も多いだろう。

 これから紹介するPX-5002 & PX-5600はご存知プロ仕様のプリンターだ! 「PX-5002」はA2ノビまでプリントでき、「PX-5600」はA3ノビまでプリントできる大判プリンター「プロセレクション」シリーズだ。なぜA3以上のサイズでプリントができるプリンターがプロ仕様なのかというと、コンシューマ向けA4プリンターでは四切サイズがプリントできないのだ。このサイズはよくある写真コンテストや個展など作品発表には欠かせない一般的なサイズなので、ハイアマチュアやプロカメラマンには欲しくなること請け合いだ。PX-5002ならA2ノビまでプリントできるので「半切プリント」も可能だ。もちろんそれだけでは駄目だ。階調性や色あいなど作者の意図を反映できるだけの技量をもっていないとプロ仕様とはいえないだろう。

 プロ向けデジタル一眼レフカメラは過渡期を過ぎ成熟期に入ったといえよう。それに対してプリンターはどうだろう。高精細なプリントができるようになって数年たっている。インクは顔料も染料もだいぶ進化し、劣化が少なく長持ちするようになった。それでもまだインクの改良が行われ、特殊なインクを使用することで階調性や広い色域を表現しようとしている。このPX-5002と PX-5600は三種類の黒系インク(ブラック・グレー・ライトグレー)によって階調を豊かにしている。またビビッドマゼンタ、ビビッドライトマゼンタでブルー・バイオレットの色領域に広がった表現ができるようになったという。今回は、沖縄・八重山諸島で撮りためた私の作品が忠実に再現できるのか試してみることにしよう。

 プリント画質を見る前に、まずはPX-5002とPX-5600の筐体をチェックしてみよう。

 さすがにA2ノビをプリントできるPX-5002は大きいが、印象的には一昔前のA3プリンターぐらいの大きさに感じた。それに比べPX-5600は予想以上にコンパクトなつくりだ。大きすぎると思われがちだが、フィルム時代に暗室で現像プリント作業をしていたことを考えると非常にコンパクトで明るい暗室だ。パソコンの近くもしくはネットワークケーブルを入れる場所と、下記のスペースを確保できることが絶対条件であとはひたすらプリントして作品作りに励むだけである。

PX-5002

プリンター本体外形寸法:684(幅)× 376(奥行き)× 257(高さ)mm
(最大外形):684(幅)×約1000(奥行き)× 約550(高さ)mm
※実際設置には背後に400mmのスペースを設ける必要がある

PX-5600

プリンター本体外形寸法:616(幅)× 322(奥行き)× 214(高さ)mm
(最大外形):616(幅)× 798(奥行き)× 415(高さ)mm

   
PX-5002の排紙トレイは手前に引くと中央まで持ち上がり紙が水平に出るように設計されている。
PX-5002の用紙サポートは4段に伸びA2のプリンター用紙を支える。

 PX-5600はプリンターカバーを開け、カートリッジカバーを開ける二重構造。PX-5002は操作パネルの【インクカバーオープン】ボタンを3秒以上押すことでインクカバーのロックが解放される仕組みだ。どちらの機種も形状は違うが同じ9種類の顔料インク(フォトブラック、マットブラック、グレー、ライトグレー、シアン、ライトシアン、ビビッドマゼンタ、ビビッドライトマゼンタ、イエロー)をセットし、フォトブラックインクとマットブラックインクを紙によって使い分ける。なお、PX-5002ではフォトブラックとマットブラックは同時装着で、自動切り替えされるが、PX-5600では手動で切り替えるようになっている。

 メンテナンスカートリッジは、ヘッドクリーニングやブラックインク切り替え時にインクを吸収するためにある。交換時期はソフト上でインク残量とともに分かるようになっている。

   
PX-5002のインクカートリッジ。9種類の顔料インクが同時装着される
 
こちらはPX-5600のインクカートリッジ
 
PX-5002のみに搭載されるメンテナンスカートリッジ
   
インクの残量や、メンテナンスカートリッジの空き容量はソフト上で確認できる
 
PX-5002の印刷できるA2の「写真用紙<光沢>」
 
PX-5600にA3ノビの「写真用紙クリスピア」をセットしたところ

 これら普通のプリント用紙はオートシートフィーダーにセットすれば用紙を自動的に給紙してくれる。他にアート紙用に「リア手差しガイド」、厚紙用に「ボード紙トレイ(フロント手差し)」と紙の性格に合わせ3か所から給紙できる仕組みだ。

 
PX-5002のリア手差しガイド
 
PX-5002やPX-5600のアート紙などはここから一枚ずつ手で入れる
   
PX-5600はロール紙フォルダを装着できる。これを装着するとリア手差しガイドは装着できない
 
どちらの機種も前面にあるパネルを開くと、ボード紙トレイが現れ厚紙などを設置する
   
PX-5600は前面ボード紙トレイと同じ場所にCD・DVD用印刷トレイが用意されている
 
PX-5002の操作パネル
 
PX-5600の操作パネル
   
PX-5002はネットワークに対応している
 
PX-5600はUSBを2系統とピクトブリッジを装備しデジタルカメラやフォトストレージから直接プリントすることができる。
ビビッドマゼンタ、ビビッドライトマゼンタの搭載で、再現が難しかったブルー・バイオレット領域を表現できるようになった
プリンタードライバーで、微妙なモノクロ調整ができる

 PX-5002は2880dpi(最小1/2880inchのドット間隔でプリント)、PX-5600は5760dpiを実現しているという。どちらも顔料インクの平均粒子径は約0.1μmで、その1粒を高密度透明樹脂でコーティングしているという。それが高い光沢感と用紙への定着性や耐摩擦性を高めている。耐光性能や耐水性など業界のトップをいく200年プリント(アルバム保存時)の秘密がここにある。

 3種類の濃度のブラックインク(ブラック・グレー・ライトグレー)によってモノクロ・グレーの階調はもちろん、カラーの階調をより忠実に表現するのに役立っている。またビビッドマゼンタとビビッドライトマゼンタにより再現の難しいブルー・バイオレットの領域を表現できるようになった。

 また、プリンタードライバーでモノクロ写真モードが用意され、純黒調、冷黒調、温黒調、そしてセピアから選べる。さらに微妙な調整と軟調・硬調なども用意されている。カラー写真からでもモノクロ写真からでも、モノクロ写真モードを使えばレタッチなしに調整ができ便利。PhotoShopなどでは表現しきれなかったプリント結果の調整ができるからありがたい。

 ではさまざまなプリントテストをしてみよう。

 基本的なセッティングは、PhotoShopで開いた画像をプロファイル変換で「プリンター+用紙」のプロファイルにし、プリンタードライバーの設定では「PhotoShopによるカラー管理」でプリンタプロファイル「プリンター+用紙」を選択、プリント時のプリンタードライバー設定は「色補正なし」を選択してプリントしてみた。

 

※ここで掲載しているプリント結果は、デジタルカメラを用い、すべて同条件で撮影しています。

※画像はAdobe RGBで撮影・掲載しているため、表示するパソコンモニターによっては違って見える場合があります。

様々なシーンでの発色階調の差を見てみる

シーン別プリントテスト1:テストパターン

左がPX-5002 右が一般的なコンシューマ機でプリントしたもの

 PX-5002でプリントしたテストパターンは一般的なコンシューマ機よりやや温かみのある色を持っている。青はやや紫に偏ったもののグラデーションと黒の階調は素晴らしい。青紫の花も自然な色あいになっている。城内部の写真では一般的なコンシューマ機はやや冷めた色でコントラストが無くディテールが弱い。それに対しPX-5002でプリントしたものは輝きや奥行き感、そして内部のディテールもはっきりした感じで美しく感じる。

シーン別プリントテスト2:紫の花

左がPX-5002 右が一般的なコンシューマ機でプリントしたもの

 PX-5002の得意とする紫色の花でテストしてみた。どちらも写真用紙クリスピアでプリントしてある。一般的なコンシューマ機は花びらの一部が赤色に転んでしまっている。また青がのりすぎ濃くなってしまった部位もある。PX-5002ではハイライト部分も影の部分も同じ紫で構成されているので自然に美しく見える。

シーン別プリントテスト3:猫

左がPX-5002 右が一般的なコンシューマ機でプリントしたもの

 PX-5002では猫の毛なみと色、砂の色も自分のイメージに近い色にちゃんとなった。一般的なコンシューマ機は毛の茶色と海の色が青味だけになり深みがない。砂も階調がなく質感がなくなってしまった。

左がPX-5002 右が一般的なコンシューマ機でプリントしたもの

 アップで見ると精細さに差があるのがよくわかる。

シーン別プリントテスト4:クモ

左がPX-5002 右が一般的なコンシューマ機でプリントしたもの

 花の色は一般的なコンシューマ機の方が好みだが、ボケた緑や花の周辺など暗い部分が明るくなりすぎて立体感が乏しくなっている。PX-5002のほうが深みや奥行き感が出ている。

シーン別プリントテスト5:屋根

左がPX-5002 右が一般的なコンシューマ機でプリントしたもの

 ここまでコンシューマ機との差が出るのも珍しい。PX-5002はデータに忠実に表現できているが、一般的なコンシューマ機は彩度が立ちすぎている。

シーン別プリントテスト6:緑

左がPX-5002 右が一般的なコンシューマ機でプリントしたもの

 どちらも綺麗だが、PX-5002のほうがややコントラストが高く、コンシューマ機でプリントした物は浅く立体感が乏しい。

シーン別プリントテスト7:灯台

左がPX-5002 右が一般的なコンシューマ機でプリントしたもの

 一般的なコンシューマ機は全体的に青く、PX-5002はリーフ内の海の色が綺麗な青緑を再現している。草の色も差がだいぶありPX-5002のほうが緑で生き生きしている。

 一般的なコンシューマ機との比較を見てもらって分かるように、PX-5002はシーンでのばらつきも少なく扱いやすい。さすが作品作りをするためにあるプロ用プリンターだ。いままで作品をプリントアップでフィニッシュするときは、プロ現像所にまかせっきりだったが、自分でどんどんやってみたくなってきた。昔フィルムからの現像プリントに夢中になっていたのを思い出す。そのときも印画紙にいろいろこだわったように、プリントするのには紙も重要だ。

     
「写真用紙クリスピア」A3ノビ/A4
 
「写真用紙光沢」A2
 
「Velvet Fine Art Paper」A3ノビ
 
「UltraSmooth Fine Art Paper」A3ノビ

 作品作りのメインになる写真用紙はまずこの4種類だろう。残念ながら写真用紙クリスピアはA2が無い。今回はEPSONの高級紙である「写真用紙クリスピア」とアート紙の「UltraSmooth Fine Art Paper」、「Velvet Fine Art Paper」で試してみることにした。

 「UltraSmooth Fine Art Paper」と「Velvet Fine Art Paper」はモノクロ写真やアート写真向きなのは想像がつく。まずは普通のカラー写真をプリントしてその特性を把握しておけば作品作りに役に立つだろう。

紙の違いによるカラープリントテスト

用紙別カラープリントテスト1:牛

左から「写真用紙クリスピア」・「Velvet Fine Art Paper」・「UltraSmooth Fine Art Paper」

 アート紙だからといって牛の毛並みの階調が出ないということはなかった。この写真に関しては「写真用紙クリスピア」より「UltraSmooth Fine Art Paper」が好きだが、もう少し落ち着いた背景の方が良かったかも。

用紙別カラープリントテスト2:海

左から「写真用紙クリスピア」・「Velvet Fine Art Paper」・「UltraSmooth Fine Art Paper」

 どの紙でも青緑の海面が綺麗だ。微妙な階調が良く出ていている。水の透明感はやはり「写真用紙クリスピア」が一番いいかも。

用紙別カラープリントテスト3:朝焼け

左から「写真用紙クリスピア」・「Velvet Fine Art Paper」・「UltraSmooth Fine Art Paper」

 赤や紫のグラデーションは難しい。PX-5002は思った以上に色と階調が出ている。さすがビビッドマゼンタ、ビビッドライトマゼンタだ。また暗部も微妙な質感が再現されていて良い感じだ。面白いのは朝焼けは「写真用紙クリスピア」と「Velvet Fine Art Paper」が似た傾向で、空はアート紙同士が同じ傾向だ。

 普通にカラー写真として美しくプリントするならば断然「写真用紙クリスピア」がお勧めだ。ただ、作品作りで質感や情緒など、感性をより写真に注入するならばアート紙でカラーに挑戦するのもいいだろう。

モノクロプリント

用紙別モノクロプリントテスト1:由布島

「写真用紙クリスピア」。左から、純黒調、冷黒調、温黒調、セピア
「Velvet Fine Art Paper」。左から、純黒調、冷黒調、温黒調、セピア
「UltraSmooth Fine Art Paper」。左から、純黒調、冷黒調、温黒調、セピア

 こういった浅いコントラストでの作品はモノクロにしやすくどれでも良いかんじである。個人的に好きなのはアート紙の純黒調か温黒調である。

用紙別モノクロプリントテスト2:モデル

「写真用紙クリスピア」。左から、純黒調、冷黒調、温黒調、セピア
「Velvet Fine Art Paper」。左から、純黒調、冷黒調、温黒調、セピア
「UltraSmooth Fine Art Paper」。左から、純黒調、冷黒調、温黒調、セピア

 これは好き嫌いが分かれるかもしれない。私の目的に合っていたのは「Velvet Fine Art Paper」の温黒調だ。「UltraSmooth Fine Art Paper」より幾分コントラストがありモデルの顔が強調されて印象的になっている。

用紙別モノクロプリントテスト3:夕焼け

「写真用紙クリスピア」。左から、純黒調、冷黒調、温黒調、セピア
「Velvet Fine Art Paper」。左から、純黒調、冷黒調、温黒調、セピア
「UltraSmooth Fine Art Paper」。左から、純黒調、冷黒調、温黒調、セピア

 ここでは私の意図通りの作品は「写真用紙クリスピア」のセピアだ。セピアは海の階調がつぶれずに出ている。

 カラーはナチュラルなシーンを普通に綺麗に出すには、もちろん「写真用紙クリスピア」が断然良い。より作品として上手く扱えば、アート紙両方ともとても良い作品ができそうだ。モノクロプリントは3つのシーンを紙3種と、モノクロプリントのモード(純黒調・冷黒調・温黒調・セピア)で比べてみたが、紙と4種類のモードの違いで表現力がだいぶ変わる。どの選択も間違いでなく、作者の好みや目的によって選ぶことができる。暗室でのプリントだと印画紙の選択のみで効果を出していたものが、プリンターではより作品をコントロールできるモノクロプリントができることがわかった。作品作りに是非試してみてほしい。

 テストで比較した、我が家のコンシューマ機との差がこんなに出てしまうとは・・・。もう後には戻れない感じだ。ブルー・バイオレットを強調したドラマチックな絵づくりはもちろん、モノクロの微妙な質感まで出してくれる。PX-5002でプリントするのにプロファイルの指定さえしっかりしていれば問題なくプリントできるから、まずプリントしてみることが大切だ。そして慣れたらプリンターに任せるのではなく、ドライバーに微調整の設定もあるので、どんどん試してみれば良い作品が作れるだろう。ただ大判をプリントするときは、同じ種類の小さい用紙でテストプリントして、色などをチェックし微調整してからプリントをすればコストも時間も無駄にすることが減る。プロやハイアマチュアなら「作品(写真)」は撮るだけでなく、自分で大判プリントまでしてみてはどうだろう。人任せでなく本当の作品作りをしてみよう。

最後に作品を見て貰おう。

単純な砂浜と海と空の写真だがA2でプリントするとインパクトがある。海や空のグラデーションが綺麗でまさにPX-5002だからでたきめ細かい階調とグラデーションだ。

紙は「写真用紙クリスピア」。逆行のつぶれきらないところの緑を上手く出せ、海の簿妙な青緑と空のグラデーションが綺麗に表現できた。

紙は「写真用紙クリスピア」。こういった赤系の花は色飽和を起こし質感が無くなりがちだが問題なく表現できている。

レタッチした作品を「UltraSmooth Fine Art Paper」でプリントしてみた。色の彩度がほどよく、私の予想どおりの仕上がりに満足している

紙は「Velvet Fine Art Paper」でモノクロプリントだ。モードはWarmでやや暖かみのある色にして素朴感を出そうとした。

紙は「写真用紙クリスピア」。緑の葉脈と紫が微妙な階調と質感を出してくれた。

紙は「写真用紙クリスピア」。こういった動物は超精細でプリントできないとざらざらな毛並みになってしまう。PX-5002とPX-5600の本領が発揮できるシーンだ。

Photographer 若林 直樹
雑誌、広告等の仕事の傍ら、ライフワークとして自然や癒される空間を求めて国内外を旅している。 撮影対象はICチップからアフリカ象まで幅広い。デジタルカメラは1995年からコンパクトからプロ機までテストレビューに携わる。 自宅ではフェレットをこよなく愛し、我が家で生まれた5匹と暮らす。いつかフェレットの写真集を出そうと企み中。HPは http://homepage2.nifty.com/nao-w/