元祖オンラインゲームの新たなる革命 「ウルティマ オンライン 甦りし王国」から始まる 全く新しいブリタニアライフ
ウルティマ オンライン 甦りし王国
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フリープレイである7日間を楽しく遊ぶためのファーストステップ
 まず最初に覚えてもらいたいのが、オンライン、オフラインに関わらずRPGと呼ばれるジャンルには、レベルという概念が存在するが、UOにはレベルというものは存在しない。UOでのキャラクター成長は、スキル値の高さによって決まる。用意されているスキル数は全部で55種類。プレイヤーはこの中から必要なスキルを取得して自分だけのオリジナルキャラクターを作っていく。全てのスキルを完璧に覚えられるなら、そのキャラクターは間違いなく最強と呼べるが、残念ながら1キャラクターが覚えられるスキル合計の上限は決まっている。

 基本的にはスキル値の上限は700(プレイ年数で上限をあげることもできる)となっている。1つのスキルの上限は100(PSCと呼ばれるアイテムで120まで上げることもできる)となっているが、必ずしも1つのスキルを100まで上げる必要はないので、7つ以上のスキルを覚えることもできる。この限られたスキル値内で、どうスキルを割り振るかで職業というものが明確になるのだが、そのバリエーションは無限に等しいと言えるだろう。

 例えば戦士を例に挙げてみても、己の肉体のみで戦う戦士もいれば、ペットと共に戦う戦士や魔法の力を借りて戦う戦士、生産系の戦士、音楽を利用して戦う戦士など、戦士ひとつを例にとってもたくさんの種類があったりする。UOを初めてプレイする人は、どういったキャラクターを作りたいのかを、漠然とでもいいので、キャラクターメイキングの前に考えてみるといいだろう。ここで考えるキャラクターはあくまでもイメージ的なもので、実際にプレイしながら違った方向に進むこともできるため、細かくは考える必要はない。

 キャラクターメイキングでは、種族、容姿、職業を決める項目に分かれており、自分の好みに合わせたキャラクターを作成することができる。種族と職業はゲーム内で変えることができるので深く悩むことはない。デフォルトで用意されている職業は「戦士」、「Mage(魔法使い)」、「パラディン」、「ネクロマンサー」、「侍」、「忍者」、「Blacksmith(鍛冶師)」の7種。筆者が初めての人にオススメするなら、パラディンになる。これはパラディンのみが扱うことができる「騎士魔法」の恩恵が大きいためだ。現在のUOのシステムでは、戦士と呼ばれる職にパラディンのスキルは必須となっている。ただし、騎士魔法を使うには、ゴールドを奉納する必要がある。プレイ開始時は資金が乏しい状態が続くので、お金が溜まるまでは騎士魔法は使わなくてもよい。一通りの決定事項が決まったら、チュートリアルの開始となる。

他の職業で始めるものアリだが、無料期間である7日間でUOKRの世界を楽しむなら、戦士系の職業がオススメになる。戦士系のキャラクターは、お金がかからないのも魅力だ。名前表記は英語のみで漢字やひらがなは使えないので注意


  チュートリアルではUOの基礎を学ぶことができるが、チュートリアルが終了するとその後のナビゲーション的な道しるべは一切用意されていない。他のMMORPGなら、お使い的なクエストが多数用意されていて、クエストをしながら街の作りを覚えたり、ダンジョンの場所を覚えると言った感じだが、UOではなにをしても自由なのでここ(チュートリアル終了後)からの道しるべは用意されていない。ヤングプレイヤーの第一の目的はキャラクターの育成となるが、道しるべがないので何処へ行けばいいのかがわからないといった状況に陥ってしまう。ヤングプレイヤーが一番最初にぶち当たる壁は、この自由度の高さになるのではないだろうか。

 ヤングプレイヤーが誕生するのは、New Haven(ニューヘイブン)と呼ばれる街。この街は島に存在するので、まず最初はニューヘイブンを拠点にスキル上げを行なっていく形になる。幸いにもこの島は大きくないので、迷子になるようなことはない。街にはヤングプレイヤー向けのスキル値を上げるクエストが多数用意されているので、それらのクエストをこなしつつ、スキルを上げていくと言った感じだ。戦闘相手だが、街の一歩外にでるとMongbatやたくさんの動物がいるので、それらを相手に戦っていくといいだろう。

 戦闘系のスキル値が上がりにくくなったら(熊を相手にした場合、戦闘スキルは50前後で上がりにくくなる)、ニューヘイブンは卒業ということになる。これからは動物ではなくモンスターを中心とした戦闘がメインとなっていく。モンスターはダンジョンに数多く存在しているので、メインとなるダンジョン選びとその近くにある街が今後の活動拠点になる。

ニューヘイブンの街にいるNPCは様々なクエスト用意している。自分に必要となるクエストを探し出してクエストを受けることから始まる Bandages(包帯)は傷を治すのに必要なアイテム。ヒーラーハウス以外にも裁縫屋で売っているCloth(布)をScissors(はさみ)で切ると包帯になる まずは包帯をホットバーに登録し、ワンボタンで簡単に自分に巻けるように設定する。Healing [治療]のスキルが低いと包帯がうまく巻けない

ゲーム開始直後から一撃で倒せるMongbatを倒すと、わずかではあるがGold Coinを手に入れることができる。資金の少ない序盤では重宝するモンスターだ 最初の強敵なるのがBear(熊)ではないだろうか。熊を倒した後、刃物で死体を解剖するとPile of Hides(皮)を手に入れることができる。皮をはさみで切れば裁縫の資材として使うことができる ニューヘイブンの南東にあるMoongate(ムーンゲート)。これを使えば遠くの場所にでも一瞬で移動することができる。マラスのルナは銀行などの施設が近いので便利

 
  数あるダンジョンの中で比較的に弱いモンスターが生息するダンジョンとして有名なのが、Despise(デスパイス)と呼ばれるダンジョン。そして、デスパイスから一番近い街が、Britannia(ブリタニア)の首都であるBritain(ブリテイン)だ。ニューヘイブンからブリテインまではムーンゲートで移動できるので、マップを参照しながら移動するといいだろう。ブリテインはブリタニア最大の首都だけに、街そのものが大きいので迷子になりやすい。まずは、散歩がてらに街の作りを覚えることをオススメする。また、ブリテインには大勢の人が集まるので、分からない事があった場合は積極的に声をかけてみるのもいいだろう。全てのプレイヤーが親切にアドバイスをしてくれるとは限らないが、大概のプレイヤーは適切なアドバイスをしてくれる。

 そして、デスパイスはブリテインの北東にあるが、距離があるので金銭的に余裕があるなら馬を購入するといいだろう。NPCからTaming [調教]のスキルを習えば、野生の馬を調教し、自分のペットにすることもできる。デスパイスは3つのエリアに分かれていて、生息しているモンスターも各エリアごとに異なる。まずは第一エリアに生息しているLizardman(リザードマン)と戦い、スキルを上げていく感じとなる。リザードマンが余裕で倒せるならば、第二エリアに生息しているEarth Elemental(土エレメンタル)や、Ettin(エティン)を相手にスキル上げを行なっていくといいだろう。

ブリテインの北西にあるデスパイス入り口。弱いモンスターが存在するダンジョンだが、モンスターの数は多いので無理は禁物 リザードマンやエティンは1体ならさほど強くはない相手だが、複数を相手にするのは危険だ。デスパイスの第三エリアにはさらなる強敵が身を潜めている


 デスパイスに生息している全モンスターに余裕で勝てる頃には、スキル値は700に達成しているのではないだろうか。スキル値は上げ下げできるものだが、ヤングプレイヤーは700に達成するまでは、スキルを下げることができない。このため、キャラクターの構成上不必要となるスキルが上がっているので、スキル値が700に達成したからといってキャラクターの育成は完了したわけではない。スキル値が700になったら、その後は不要なスキル値を下げて、必要なスキルを上げていかなければならないといった、最終調整が待っている。スキルの調整後はステータスの調整もしなければならない。また、さらなる強敵を求めて、各ダンジョンに足を運ぶことも必要となってくる。

 このように、キャラクターの育成が終わるとゲームが終わりということではなく、キャラクターがある程度完成してからが、本当の始まりになる。本稿で紹介した育成の手順は、無料である7日間を楽しむことを第一の目的としているため、UOの世界の1%程度のことしか書いてない。ここから先はプレイヤー自身が作り上げていく冒険の物語。それこそがUOKRの世界であり、オンラインゲームの醍醐味であると言えるだろう。また、1つのシャードで5キャラまでが作成可能となっているので、ファーストキャラクターで得たお金を資金に、セカンドキャラクターを作っていくのも、キャラクターメイキングの楽しいところと言える。

 遊びのスタイルとしてはスキルにこだわらない遊び方もある。筆者がプレイをしてきたなかで、一番ユニークだと思ったプレイヤーの職業は、自称ホステスだった。街中にテーブルと椅子を置いて、テーブルの上には食べ物とお酒を置き、そして他のプレイヤーの話を聞くというものだ。また、自称市長としてTrinsic(トリンシック)の平和を見守っていたプレイヤーもいた。こういったスタイルでプレイを楽しむことができるのも、UOならではの魅力と言えるだろう。大事なのはスキル構成ではなく、発想と言うことになる。発想さえあればプレイヤーがなんでもできるのがUOなのだ。

戦士系のキャラクターを作っている途中、調教のスキルを使って動物を調教することもできる。スキル値が700になるまでは、いろんなスキルを使って遊ぶことをオススメする プリタニアに住む人間なら誰しもが一度は夢をみる「城」。城はプレイヤーが建築できる最大の建物でサイズは31×31という大きさだ。カスタマイズすることはできない
まだまだあるUOKRの新世界
 サービス開始より今年で10年目となるUO。グラフィックが一新されたKRだからこそ、希少なモンスター達のグラフィックが気になるという、ベテランプレイヤーも多いのではないだろうか。拡張パッケージが発売された当初は、みんなが見たいということで大勢の人達が集まっていたエリアも、時代の流れと共にプレイヤーが足を運ばなくなってしまった場所は多い。ここではそんな希少なモンスター達の新グラフィックを公開する。ヤングプレイヤーは今後の目標として、これらのモンスターを探しだし、一度は戦ってもらいたい。そして、ベテランプレイヤーはKRで新しくなったUOの世界をもう一度見直していただきたい。

名前の可愛らしさとは裏腹に相当な強さを持っているYamadon ブレス攻撃とネクロマンサー魔法が強力なSkeletal dragon ネクロマンサーの召還魔法であるRevenant

古代リッチ。Khaludunに生息している Iceダンジョンの最深部にいるIce fiend KRでも同じ容姿であるSuccubusとSzavetra

半透明の姿で見えにくいShadow wyrm イカのようなグラフィックから大きく変化したKraken グロテスクな姿が強調されたPlague spawn



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Reported by 志賀康紀 Special Thanks:Kintoki

【関連情報】
■ 進化したグラフィック 10周年を迎えた 元祖オンラインゲームの新たなる革命「ウルティマ オンライン 甦りし王国」
http://ad.impress.co.jp/special/ea_uokr0706/
■ EA:エレクトロニック・アーツ
http://www.japan.ea.com/
■ ウルティマ オンライン 甦りし王国
http://ultimaonline.jp/kingdomreborn/

Ultima Online Kingdom Reborn
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