キャッシュワン インプレスウォッチ支店
ここでしか読めない 物欲速効コラム
編集長が選ぶ週間5大ニュース
PC Watch編集長 伊達浩二  
No.1 Intel、需要鈍化により第4四半期業績を下方修正 [11月13日]
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1113/intel.htm
コメント
 9月のリーマンブラザーズ破綻以来、急速に経済状況が悪化している。PC業界も例外ではなく、Intelが第4四半期の大幅な下方修正を発表している。
当初の予想売上高が101〜109億ドルだったのが、約90億ドルとしているので、2割近くも売り上げが落ちたことになる。リリースによれば特定国の市況悪化ではなく、全体的に縮小しているとしているので、立ち直りに時間がかかるだろう。
また、PCのサプライチェーンで、部品の在庫削減が急速に進んでいる。不況時には、支出と在庫を削減するのが鉄則なのでCPUやHDD、メモリなどは出荷額が減るだろう。すでに、メモリなどはメーカーの赤字が問題となっているが、さらに値下がりが続き業界再編が起きる可能性もある。来年にかけて、HDDやメモリなどの部品メーカーの決算が注目される。
No.2 デル、「Inspiron Mini 9」の価格を最大15,000円値下げ [11月11日]
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1111/dell.htm
コメント
 いまのPC業界にとって、ネットブックという不況時に最適な商品があったのは、幸運なことだった。
現在、出荷台数ベースで、PCの売り上げが伸びているように見えるのは、ネットブックによる上積みがあるからで、これがなければ、良くて平年並みがせいぜいだったはずだ。さらに不況感が増してくれば、新規購入者を中心にネットブックへの移行が進む可能性は高い。
さらに、デルのこのニュースは、そのネットブック市場内でも、値下がり競争が始まる可能性を示している。製造規模が大きい海外大手PCメーカーに対し、コスト面で不利な国内PCメーカーは厳しい競争を強いられるだろう。
つまり、製品単価のいっそうの下落が続くわけで、開発や製造のコストの見直しが進む。PC本体では、国内での開発や生産がなくなり、海外での一貫生産への移行が進むだろう。さらに、民生用PC市場からの撤退や、OEMへの移行まで始まる可能性もある。
では、国内PCメーカーは、どうやってそれを防ぐべきなのだろう。魅力的な製品の開発や、製品の差別化で、低価格という強力な魅力にどこまで対抗できるのかが問題となるだろう。
No.3 PFU、HHK最上位機種初の日本語配列モデル [11月10日]
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1110/pfu.htm
コメント
 Happy Hacking Keyboard(HHK)は、プログラマーを中心に浸透しているキーボードのブランドだ。
もともとの発想は、ワークステーションと同じ高い品質と配列のキーボードをPC上でも使いたいというものだった。HHKの登場は1996年だが、Sunワークステーションが先鋭的なプログラミングのプロットフォームであった1980年代中盤からの文化的流れを汲む製品といえる。
通常のPCのキーボードは、千円以下から買えるというのに、実売価格が2万5千円という製品が成り立っているのだから、そのブランド力は強力だ。
しかし、今回、かたくななまでに英語配列にこだわっていた最上位機種に、日本語配列の製品が追加された。ブランドの信奉者にとっては、「日和った」とみえるような動きであり、メーカーにとっては大きな決断だろう。
まったく変化のないブランドはやがて縮小せざるを得ないため、新しい顧客を得るために、ブランドは常に冒険し続けなければならない。しかし、あまりに大きな変化はブランド自体に対する信頼感を失うことになる。日本語配列の追加が、「便利」と受け取られるか、「変節」と受け取られるか、メーカーも注目しているだろう。
No.4 AMD、45nmプロセスを初採用したShanghaiコアOpteron [11月13日]
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1113/amd.htm
コメント
 PC業界の一方の雄であるIntelには悪い癖があって、ライバルがいないときには、製品開発が滞ったり、独善的になったりする。まぁ、Intelに限らず、競争状態がないと、そうなりがちなのは、もう一方の雄であるMicrosoftという良い例が教えてくれる。
このところのCore 2 Duoなどのモバイル向けCPUの成功も、2000年のTransmetaのx86参入がなければ、あり得ないことだったろう。ついでに言えば、ARMという存在がなければAtomもなく、ネットブックという大きな市場は生まれていなかったと思う。
ところが、このところ最大のライバルであるAMDは、さまざまな事情から、最新の45nmプロセスルール製品を出荷することができていなかった。CPUという世界で、プロセスルールが1世代違うと、製品の性能や消費電力などで大きさな差がついてしまう。極端な言い方をすれば、同じ土俵に登っていないという状態だったのだ。
したがって、今回、AMDがサーバー向けとはいえ45nmプロセスの製品を出荷できたことは大変に喜ばしいことだ。これでIntelのライバルであり続ける最低限の資格を得たと言えるだろう。PCユーザー全体のためにも、ぜひがんばっていただきたい。
No.5 日立GST、250GBプラッタの2.5インチHDD「Travelstar 5K500.B」 [11月13日]
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1113/hgst.htm
コメント
 2.5インチHDDの最大容量が500GBになったのは、昨年のことだが、それはプラッタ(円盤)を3枚詰め込んだ構成の製品だった。通常、プラッタが増えるとコスト面で不利となる。3枚構成となると、どうしてもその容量が必要という特殊な用途向けでしか使えない価格となってしまうのだ。
今回、プラッタ1枚の容量が増えたことで、枚数が2枚に減り、コストは大きく下がるだろう。上位のノートPCでも採用が進み、500GB搭載ノートPCが増えるに違いない。
なお、現在、ノートPC用のHDDに120〜160GBが多いのは、プラッタ1枚で構成できるHDDの容量が、この容量であり、価格が抑えられるからだ。今回の製品に使われている250GBプラッタが普及すれば、廉価なノートPCでも、HDDの容量が250GBまで大きくなる可能性がある。もしくは、1枚のプラッタの片面だけ使って、今より安い120GBのHDDを作るだろうか。どちらになるかは、HDDの容量を使う用途がどこまであるかにかかっている。
 
ケータイ Watch編集長 湯野康隆  
No.1 10月の携帯・PHS契約者数、イー・モバイルが10万件の純増に [11月10日]
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/42700.html
コメント
 この月も依然として純増1位はソフトバンクだが、2位にはイー・モバイルが入った。データ通信サービスをウリにするイー・モバイルでは、ちまたで「100円PC」と呼ばれるネットブックとのセット販売が好調だ。同社では「Touch Diamond(S21HT)も好評を得ている」とコメントしているが、EMnetの契約数が6900件であることから、純増数の大半はデータ通信端末と見られる。MNPでマイナスとなっているドコモとKDDIだが、11月は新機種の発売で巻き返すのかどうか注目だ。
No.2 2008年9月の携帯・PHS出荷数は231万台、上期は前年比8割に [11月12日]
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/42742.html
コメント
 前年比5割の8月に比べればマシな方だが、昨年9月も前年比で言えば74.7%だったことを考えると、この時期にはケータイが売れにくくなってきたのかもしれない。キャリアが新機種をまとめて発売するようになった影響でもあるが、これだけ波が大きいと、新機種発売の間の時期をどう乗り切るかは、とりわけ販売店にとっては大きな課題と言えるだろう。
No.3 携帯電話の顧客満足度、トップはauとソニー・エリクソンに [11月12日]
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/42738.html
コメント
 恒例の顧客満足度調査の結果が発表された。キャリアではauが、端末メーカーではソニー・エリクソンが1位になった。毎年、「えっ、そういう順番なの?」と思うところも少なくないが、ここに来てタッチパネルの機種が一気に増えたこともあり、早くも来年の結果がどうなるか気になっている。
No.4 ラリージャパンで見えた北海道のネットワーク事情 [11月11日]
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/42726.html
コメント
 本来は圏外の山間部を駆け抜けるラリージャパン。そんな場所でも通話できるようにしようという試みは、大規模災害が起こったときの予行練習にも位置づけられている。我々の快適な生活は、通信事業者のこんな苦労もあって実現されているのだと実感する。
No.5 サンディスク、「P-01A」対応の16GB版microSDHCカード [11月12日]
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/42739.html
コメント
 いよいよmicroSDも16GBの時代である。大容量のものはまだまだ高価だが、フラッシュメモリの価格は依然として下降傾向にあるので、いずれは安価に購入できるようになるのだろう。Blu-rayの容量を超えるのも時間の問題なのかもしれない。
 
 DCキャッシュワンのオンラインサービス
ネットデ完結くん オンライン申込 3秒審査申込 ネットデ明細くん
返済シミュレーション
貸付条件を確認のうえ、計画的なご利用を

実質年利:12.0%〜18.0%
商号:株式会社DCキャッシュワン 03-5299-6625(代表)
登録番号:関東財務局長(3)第01279号
日本貸金業協会会員 第000111号
ネットデ完結くん
オンライン申込
3秒審査申込
ネットデ明細くん
返済シミュレーション
 
このサイトについてのお問い合わせ プライバシーについて
PC Watch 5大ニュース ケータイ Watch 5大ニュース 物欲コラム