この最新型ことBlackBerry Bold 9700、いろいろな点でさらに使えるBlackBerry端末へと進化している。たとえば画面の解像度が高まったり新機構のトラックパッドが採用されたり、あるいは従来機BlackBerry Bold 9000の弱点とも言われていたカメラ機能がググッと向上したり、かなりイケてるBlackBerry Bold 9700。
BlackBerry Bold 9000ユーザーの拙者としては、ゼヒってゅーか絶対にBlackBerry Bold 9700へと乗り換えて行きたいキモチ満々である!! けど、ところで、ナゼ、拙者がBlackBerryにこだわるのか?
大雑把に言えば、非常に多くのことを、かなり容易に実現デキちゃうから。懐が深いのにハードルが低い、みたいな。
たとえばスマートフォンに必要とされる多機能性。具体的には、電話しながらアドレス帳見たりメモを取ったりウェブページを参照したりデキまくり。通話しながら写真を撮って、その画像をメールに添付して即送信、なんてコトもBlackBerry Boldだけでできる。
実際、そこまでアクロバチックな利用法は(デキるけど)あまりしないものの、各種機能をひとつの端末上でシームレスに利用できるという現実を体験しちゃうと、もうBlackBerryが手放せなくなる。
実際、BlackBerryを手放せなくなってるユーザーは多いようで、ビジネスにBlackBerry Bold 9000を使うユーザーが急増中なのはご存知のとおり。また、案外知られていないことだが、スマートフォンのなかでも女性ユーザー比率が非常に高いのもBlackBerryの特徴。さまざまな層のユーザーに好まれるスマートフォンなんですな。
で、その最高に便利なスマートフォンの最新型が、BlackBerry Bold 9700。従来機であるBlackBerry Bold 9000からブラッシュアップされた部分が多数あるので、以降、この最新型のナイスなポイントを見ていこう。
最新型となるBlackBerry Bold 9700は、従来機のBlackBerry Bold 9000と比べて、どのあたりが良くなったのか? それぞれの進化点を実際の使用感とともに伝えしよう。
まずはサイズや外観が変わったこと。サイズが20%小型化、質量が10%軽量化されて携帯性が高まったBlackBerry Bold 9700だが、それに伴って実質キュッと細身になった。ボディの各部仕上げも繊細なイメージとなり、ハッキリ言ってよりセクシーなボディラインになったという印象だ。
携帯性だが、軽量化については100円玉3枚分程度。ちょっと軽くなったという印象だが、これに小型化が加わったので、携帯感がずいぶん違う。従来機BlackBerry Bold 9000と比べると、手への収まりがよくなった。手のひらにスッポリ、みたいな。これなら手の小さな女性でも違和感なく使えそうだ。
主要なインターフェースもブラッシュアップされている。たとえばディスプレイは約2.4インチ/解像度HVGA+(480×360ドット)になり、一度に表示できる情報量が増えた。ので、たとえばウェブサイトや各種ドキュメントを閲覧しやすくなった。
表示関連で言えば、従来の明朝体フォントに加え、ゴシック体フォントが加わったのも大きな変更点だ。コレ、日本におけるBlackBerry Boldの印象を大きく変えてますな。また、人それぞれだとは思うが、テキストが読みやすくなったと感じる人も少なくないだろう。ともあれ、日本語表示の自由度が高まったのは歓迎すべき点ですな。
入力に関するハードウェアインターフェースも変わった。ひとつはサイズダウンによるキーボードの小型化。もうひとつはトラックボールがトラックパッドに変わったこと。
当初、キーボードが小さくなっちゃうのかーっ!? 使いにくくなるのでは? と危惧したが、ナンのことはなかった。BlackBerry Bold 9700を使い始めて1時間もすると、特に違和感なくタイプできるようになった。むしろ、片手でタイプするときに各キーに指が届きやすくなったという利便すら感じる。
新採用のトラックパッドは非常に快適。表面に触れて指を上下左右に動かせば、従来のトラックボールと同様にカーソル操作を行える。このトラックパッド、じつは内部の撮像素子により指の動きを感知しているらしく、小さいながらも非常に精密にカーソルをコントロールすることができる。従来のトラックボールと比較すると、よりスマートかつ正確にカーソルなどを扱えるようになったという印象だ。
個人的に嬉しいのはカメラ機能の向上。BlackBerry Bold 9000では約200万画素だったが、BlackBerry Bold 9700では約320万画素へと高画素化し、さらにオートフォーカス機能や手ブレ補正機能が加わった。画素数的にはわりと控えめな進化だが、スマートフォン上で扱う画像としては高画素過ぎ=ファイルサイズが大きすぎずに適切な性能向上だと感じる。
このカメラ機能、実際に使ってみるとスペック的な数値以上に使いやすさと実用性が増していることに気づく。たとえばライブビュー映像が大きく見やすくなり、ホワイトバランスもより自然になっている。撮影結果も上々───オートフォーカスや手ブレ補正機能により、従来機よりもずいぶんキレイな写真が撮れるようになった。新採用のトラックパッドによるズーミングや撮影後の画像切り替えなどもスムーズ。
単に画素数UPなどの性能向上を施しただけでなく、機能全体の細かなブラッシュアップが行われてる感じで、使用感が大きく変わったという印象。言い方はナンだが、BlackBerry Bold 9700は「カメラ機能を使う気にさせるBlackBerry端末」になっていると思う。
それから、メモリ容量の増大。最大32GBのmicroSDHCカードが使えるようになったり、フラッシュメモリが従来の倍量の256MBになったりしている。メモリ容量増加(アプリのワークエリア増加)により、従来機よりも全体的に動作がキビキビしている印象にもなった。たとえばウェブブラウザは「表示が速くなった」とハッキリと体感できる程度高速化されている。そしてさらに、BlackBerry Bold 9700ではBlackBerry Bold 9000よりもバッテリーの保ちが良くなっているというのでオドロキだ。
てな感じで、全体的に質実剛健・実用性重視のブラッシュアップって感じですな。率直なところ、コンパクトかつカッコ良くなって携帯性も高まり、操作性を含んだパフォーマンス向上もあり、さらに頼もしくなったBlackBerry Bold端末という印象。さすがRIMが放つハイエンド端末の最新型、抜け目のない進化を遂げてますな。
拙者においては、買った瞬間からも〜拙者的メイン端末として不動の地位を築いて譲らないBlackBerry Bold端末。スマートフォンに興味津々な人に対して「BlackBerry Boldサイコーっすよ!!」とか言っちゃうわけだが、よく訊かれるのが「BlackBerry Boldって何ができるの?」ということだ。
てなわけで、以降、BlackBerry Bold 9700で何が可能なのかを具体的に挙げてみたい。
まず、アタリマエですけど、携帯電話として通話ができる。国内ではドコモ回線を経由して電話できるのに加え、国際ローミングのWORLD WINGにも対応。BlackBerry Bold 9700自体がGSM+3G対応端末なので、全世界幅広く利用できるケータイってわけですな。
それからデータ通信が可能。インターネットにつながるんですな。ドコモの3G網(HSDPA 3.6Mbps/FOMAハイスピード)やWi-Fi接続(IEEE 802.11b/g)に対応していて、高速なネット利用が可能だ。公衆無線LANスポットでYouTubeの動画をスムーズに鑑賞、てなことも現実的。
そして、BlackBerry Bold 9700上で使えるアプリの数々。まず、買ってきたばかりのBlackBerry Bold 9700にもスマートフォンとして活用可能なアプリ群がちゃんと入っている。
それらのアプリを使ってデキるコトを挙げると───Eメール送受信、SMS送受信、BlacakBerry Messengerを使ったコミュニケーション、フルブラウザによるウェブページ閲覧といったインターネット利用がまずひとつあるが、BlackBerryでのインターネット利用は超カンタン。この容易さが実に有り難い。
たとえばEメール。スマートフォン活用時、まずはメール送受信設定が最初の“壁”とかいうイメージがあったりする。が、BlackBerry Bold 9700上での設定は、ほとんどの場合、メールアドレスとパスワードの入力だけで完了する。会社のメールもウェブメールも個人メールもスイッと設定完了。
また、これは別の機会で解説するが、BlackBerry Bold 9700をはじめとするBlackBerry端末なら“相手がメールを送信した直後、ほぼリアルタイムで端末上にメールが届く”のだ。もちろん、会社のメールもウェブメールも個人メールも、送られたら即届くのである。メールの読み損ねが激減なのである。気持ちイイのである。
ちなみに、BlackBerry Bold 9700では、Microsoft Word/Excel/PowerPointなどで作られたファイルを閲覧でき、簡単な編集も行える。なので、Eメールにオフィス文書が添付されていても安心。BlackBerry Bold 9700上でしっかり閲覧できる。
話が少し逸れるが、さらに言えば、BlackBerryはネット経由のリアルタイムコミュニケーションが大得意。たとえばTwitterアプリの利用だ。誰かのツイートが即、BlackBerry上に反映される。Eメールの受信と同様に、相手のメッセージがほぼリアルタイムでBlackBerry上に届いたりするので、より密度が高くて新鮮な情報のやりとりが可能になるのだ。
ヒッジョーに強力なインターネット端末として利用できるBlackBerry Bold 9700だが、じつはスゲく遊べるマルチメディア端末でもある。具体的には、メディアプレーヤーや内蔵カメラなどの利用だ。
たとえば静止画や動画を撮影し、それをBlackBerry Bold 9700上で再生したり、メールに添付して送ったり。あるいは、microSD/SDHCカードに入れた音楽/静止画/動画を楽しんだり。ポータブルマルチメディアプレイヤー的な使い方もデキまくりなんである。
ちなみに、オーディオプレイヤーとして活用する場合、microSD/SDHCカード上にMP3などの音楽ファイルを入れて再生することができるほか、iTunesとの同期も可能。いつものPC上の音楽をサクッとBlackBerry Bold 9700に転送して楽しめるわけですな。
ツイデに、BlackBerry Bold 9700などのBlackBerry端末では、MP3などの曲を着信音として設定することができる。手持ちの曲を、好きなだけ、簡単な設定で、もちろん別途着メロ使用料とか支払うことなく、ビシバシと着信音に使えまくり!! こういった自由度の高さも、スマートフォンの大きな楽しさですな。
そのほか、外部機器の利用やPCとのシンクロナイズも容易だ。外部機器だと、たとえばBluetooth対応製品を使える。ハンズフリーヘッドセットやステレオヘッドホンなどを無線で使えるわけですな。また、DesktopManagerソフトウェアを使えば、アドレスデータやスケジュールやメモをパソコン・BlackBerry Bold 9700などのBlackBerry端末間でシンクロナイズできる。PCとBlackBerryでの各種情報共有もカンタンなのだ。
てな感じで、買った直後にデキることだけでも十分に役立つBlackBerry Bold 9700だが、まだまだ序の口。さらにアプリを追加したりなんかすると、マジで無限と言っていいほど活用幅が広がる!! そして遊べるようになる!! 次回、もっと使える&楽しめるBlackBerry Bold 9700をご紹介したい。