さぁさぁそろろそ2011年が見えてきましたヨ、地デジ移行ですヨ、デジタルテレビ買わなくちゃ♪
てな最近において注目を集めているのが、新しく発売されたシャープの「LED AQUOS DZ3」シリーズ。ご存知「LED AQUOS」のなかの1シリーズだが、その質実剛健さ、さらにはコストパフォーマンスの高さで非常に高い評価を得まくり中だったりする。
この「LED AQUOS DZ3」、どんなふうに評価されているかを一言で言えば、画質・品質・省電力性を追求しつつも価格を抑え、かつ、ユーザー本位の良好な使い勝手を多々持ったシリーズ、となる。
この性能は超先鋭的!! といったゴージャスさや一点豪華主義的性能は持たないものの、デジタルテレビとしての実用性や使いやすさは上位機種や高級機種に全然負けていない、という地力の高さが評価されていると言えよう。
まず注目したいのは、高画質でありながらも省電力である点。「LED AQUOS DZ3」シリーズのLEDバックライト式液晶パネルには、光配向技術「UV²A技術」が使われていて、LED光量を最大限に利用し、光漏れは最小限に抑えている。ので、眩しく輝くような白から深く締まった黒までを表現できる。高いコントラストを最小限の消費電力で実現しているわけだが、画質と省エネを両立しているってのが最大のポイントですな。
UV²A技術を使用したパネルで高画質と省エネを両立!
あるいはUSB接続のHDDへ手軽に番組を録画/視聴できること。「LED AQUOS DZ3」シリーズにはBlu-rayドライブやHDDは内蔵されていないんですな。でも外付けHDDをつなげばデジタル放送の録画/視聴が可能。外付けなので容量はユーザー次第で選べるあたり、テレビにかける費用を最小限に抑えられるってわけだ。ちなみに、同時に接続できるHDDは4台まで(USBハブ使用時)で、合計16台のHDDをつなぐ(登録する)ことができる。
ついにUSB HDD録画に対応したAQUOS
細かな便利機能も充実している。たとえば「番組ぴったり録画」を使えばリモコンのボタンを押すだけで視聴中の番組を番組終了まで自動録画できる。「CMオートボリューム」機能により、番組からCMに切り替わったときなどの急激な音量変化が自動的に抑えられる。「“好画質”センサー」という設定機能もあり、サンプル画像から好みに合うものを選ぶだけで、テレビを見ている部屋の明るさ種類を判別して、いつも自分好みの映像へと自動調節してくれるようになる。
あと番組表関連も便利&快適。電子番組表は9局表示可能な新聞のテレビ欄スタイル。多くの番組情報を一望できて快適である。また、リモコンのボタンを操作すると、この見やすい電子番組表がクイックに表示される点。番組表の表示が遅くて「イラッ!!」とすることも激減なのだ。
てな感じで、既にこのあたりで「LED AQUOS DZ3」シリーズはテレビとして秀逸な基本性能を持っていることがわかる。が、まだまだイロイロと便利なトコロがあるので、さらに見ていこう。
この「LED AQUOS DZ3」シリーズ、やはりイイのは省エネ性能の高さだ。前述の最小限の消費電力で美しい画質を実現するLEDバックライト+「UV²A技術」が代表的だが、AQUOSシリーズ独自の「ムーブセンサー」もかなり実用的な省エネ技術だ。
人の動きを感知して節電するのが「ムーブセンサー」だが、具体的にはどんな動作をするのか? まず、テレビの前から人が離れたら、一定時間後に自動的に消費電力約30%減の節電モードになる。その節電モードも、画面を暗くする節電モードと、画面を消して音声だけを出す節電モードの2つがあるから、使い方によって設定できるから便利。その後、人が戻らなければ、自動で電源がオフになる。
ぶっちゃけ、この機能があると「テレビ観てたら不意に寝ちゃって朝までテレビ点けっぱなしだった」とか「テレビ中に電話かかってきて別室へ。結局、3時間の長電話。その間テレビ点けっぱ」とか「猫が真夜中にリモコンの電源ボタン踏んだらしくて朝までテレビ点いてた」といった残念感溢れる電気の無駄遣いは一切なくなる。
それから「照明オフ連動機能」。部屋の照明が消えるとテレビの電源が自動的にオフになる機能だが、「ムーブセンサー」機能と連動しているので、部屋の照明が消えてもテレビの前に人がいる場合は電源はそのまま。便利かつ実用的な省エネ機能なのだ。
もちろん、周囲の明るさに応じてテレビ(バックライト)の明るさを自動的に調整して最適な映像を表示する機能の「明るさセンサー」もある。ので、無駄な消費電力を低減させつつも映像再現力を高めることができる。また、リモコンのボタンを押すだけで消費電力を抑えた映像に切り替えられる「セーブモード」もある。
てな感じで、大きなトコロから小さなところまで、徹底して省エネ技術を詰め込み、無駄な電力消費削減を実現している「LED AQUOS DZ3」シリーズなのである。
使っていて頻繁に「便利っ!!」と感じられる「LED AQUOS DZ3」シリーズの機能と言えば、まず「常連番組」機能がある。リモコンの「常連番組ボタン」を押すだけで使える、毎日活躍する便利機能なのだ。
「LED AQUOS DZ3」シリーズは“よく観る番組をテレビが学習してユーザーに提示してくれたり自動録画してくれたりする”。「常連番組ボタン」を押すと、たとえば、いつも観ている番組群をリスト表示してくれたりする。また、指定した時間帯の“常連番組”を自動録画しておいてくれたりする。あるいは、電源を入れたらいつも観る番組に自動で切り替えて表示させることもできる。
要はユーザーの見逃しや予約忘れ防止を回避する方向で働く機能なんですな。使うと効果テキメンで、「あ〜あのオモシロい番組見損ねた〜」という残念感満載の見逃しが激減するし、「録画予約し忘れたけど、AQUOSが良かれと思って録画しておいてくれたらしい!!」というシアワセも味わえる。前述のように電子番組表が広々見やすい&高速動作であることも加わって、非常に実用的な「常連番組」機能なのだ。
あと手軽さ快適さという点では、AQUOSファミリンク機能も大きい。これは「LED AQUOS DZ3」シリーズとAQUOSファミリンク対応機器をHDMIケーブルでつなぐだけで使える機能で、「LED AQUOS DZ3」シリーズのリモコン(ファミリモコン)のみでAQUOSブルーレイやAQUOSオーディオといった機器を使えるようになる。また、AQUOSファミリンクIIにも対応しているので、AQUOSファミリンクII対応のAQUOSケータイも接続できて、やはり「LED AQUOS DZ3」シリーズのリモコンのみで操作可能になる。
つながる、という観点では、「LED AQUOS DZ3」シリーズはいろいろな外部機器などとつながりまくりだ。前述のようにまずは外付けUSB HDDとつながる。さらにAQUOSファミリンク機能で対応機器とつながってリモコンのみで操作できるようになる。さらには、家庭内LAN〜インターネットにもつながるのだ。
ホームネットワークという観点ではDLNAに対応している。ので、「LED AQUOS DZ3」シリーズをオウチのLANにつなげば、たとえば別の部屋にあるサーバ機器(ホームネットワーク対応のAQUOSブルーレイなど)に保存されている動画や音楽、静止画を別室で楽しむことができる。
家庭内ネットワーク経由でため込んだファイルを閲覧・再生できる
ので、たとえば各室に「LED AQUOS DZ3」シリーズを置けば、LAN上の1台のサーバ機器にあるマルチメディアファイルを各室で共有できる。どの部屋にいても、いつでも即、お気に入りの音楽、写真、そして動画を楽しめるようになるのだ。ちなみに、無線LAN子機(推奨品)を「LED AQUOS DZ3」シリーズのUSB端子につなぐことで、容易に無線LAN接続することもできる。LAN端子のない部屋でも「LED AQUOS DZ3」シリーズのネットワーク機能を活用できる。
それから、インターネットの利用。「LED AQUOS DZ3」シリーズをインターネットに接続すると、デジタルテレビ専用の各種サービスを使えるようになる。
具体的には、たとえば「Yahoo! JAPAN for AQUOS」。あのYahoo! JAPANの各種コンテンツがAQUOS専用として提供されていて、ニュース、天気予報、レシピ、地図などを利用できる。これらコンテンツはフルHDテレビに最適化されているので、リモコンを使って快適に閲覧していける。
あるいは、テレビで新聞が読める「毎日新聞×DoTV」というサービス。実証実験として 供されているサービスだが、毎日新聞社の新日刊紙「MAINICHI RT」の 主要ページ紙面を AQUOSで読むことができる電子新聞サービスなのだ。電子新聞ならではの号外などコンテンツもあって読み応えアリ。
もちろん「アクトビラ」や「ひかりTV」といったビデオ・オン・デマンドサービスにも対応している。「アクトビラ」は「アクトビラ ビデオ・フル」にも対応。多彩なオンデマンドビデオ作品をたっぷり楽しむこともできる「LED AQUOS DZ3」シリーズなのだ。
この「DZ3」、32型モデルはこのサイズとしては希少なフルHDで、PC接続の相性も抜群。 PCつないで原稿もバリバリ書けちゃうかも〜でも小画面でテレビが表示できちゃうから原稿進まないかも〜、みたいな。
BD&HDDを装備の全部入り「AQUOS DR3」も同時ラインアップ
てな感じの「LED AQUOS DZ3」シリーズ。AQUOSならではのクリアで観やすい画質はもちろん引き継ぎ、ユーザー本位の機能/性能を盛り込みつつ、贅沢な装備を敢えてそぎ落として実現したビックリ級のコストパフォーマンスを持っている。
率直なトコロ、毎日使うテレビとしてじつに使いやすいし便利な「LED AQUOS DZ3」シリーズだ。かなり狙い目。なのでゼヒ、一度実機に触れてその使いやすさやLED AQUOSシリーズならではの利便を実感してほしい。
なお、この「LED AQUOS DZ3」シリーズのほかに、HDDとBDを内蔵した「LED AQUOS DR3」シリーズもある。本体だけでHDDやBDへの録画/再生に対応したモデルで、画面サイズは40V型と32V型。500GBの内蔵HDDへハイビジョン番組を最大約380時間録画でき、またその番組をブルーレイディスクに簡単ダビングすることができる。もちろんレンタルブルーレイディスクコンテンツの再生もできる。省スペース&配線要らずで即座にテレビ視聴〜録画〜ブルーレイコンテンツ鑑賞までできるので、「今度のLED AQUOSイイなぁ」と思うなら、この「LED AQUOS DR3」シリーズもチェックしてみてほしい。
【Reported by スタパ齋藤】
■関連リンク
□AQUOS DZ3 製品情報 http://www.sharp.co.jp/aquos/lineup/dz3/index.html
□AQUOS DR3 製品情報 http://www.sharp.co.jp/aquos/lineup/dr3/index.html
□液晶テレビ AQUOS 製品情報 http://www.sharp.co.jp/aquos/
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100824_388919.html