3.0インチ液晶でワイド&スリムに  進化したアクオスケータイ「SoftBank 911SH」
ケータイにはさまざまな機能が搭載され、進化を続けているが、今年のケータイでもっとも注目されたサービスと言えば、やはり、ワンセグをおいて、他にない。そのワンセグ対応端末で、もっとも人気を得たシャープ製端末「アクオスケータイ 905SH」の後継モデルが早くも登場した。新アクオスケータイ「SoftBank 911SH」の実力をチェックしてみよう。

進化したワンセグケータイ「SoftBank 911SH」

AQUOSケータイの後継モデルとして登場した、スリムなワンセグケータイ「911SH」(*3)

 2006年4月に正式にサービスが開始された携帯情報端末向けの地上デジタル放送「ワンセグ」。従来のアナログテレビ放送と違い、移動中でも高品質な映像を楽しめるだけでなく、地上デジタル放送と同じようなデータ放送が受信でき、端末側の消費電力が少ないなどのメリットを持つ(*1)。カバーする放送エリアも東京、大阪、名古屋などの大都市圏だけでなく、今年12月には全国に拡大し、いよいよ本格的にワンセグが広く利用される環境が整いつつある。

 そんなワンセグを存分に楽しむケータイとして、もっとも話題となったのがシャープ製端末「905SH」だ。『アクオスケータイ』というニックネーム、サイクロイドスタイルというユニークな機構、カード録画&予約録画もできる高機能などが評価され、市場でも高い支持を得た。

 その後継モデルとなるのが今回発売された「SoftBank 911SH」だ。今回の911SHもサイクロイドスタイルを採用し、基本的に905SHのスタイルを継承している。しかし、継承したのは基本的な部分で、実はハードウェアのスペックから使い勝手に至るまで、さまざまな面で大幅な進化を遂げ、最強のワンセグケータイとして仕上げられている。(*2)

3.0インチワイドQVGA液晶による進化

(左)911SH(右)905SH/3.0インチのワイドQVGA液晶を採用した911SH。905SHと比較して面積比で約1.3倍の大画面化を実現(*3)

サイクロイドポジションならワイド画面でTV視聴が可能 (*3)

オープンポジションならデータ放送が可能で、字幕表示、パネル表示のOn/Offも選択できる(*3)

 まず、911SHでは液晶ディスプレイに3.0インチのワイドQVGA液晶を採用する。905SHの2.6インチと比較し、面積比で約1.3倍の大画面化を実現したことになる。液晶パネルはもちろん、シャープの液晶テレビ「アクオス」で培われた技術を活かして開発されたモバイルASV液晶を採用する。鮮やかさを表わすNTSC比が約30%向上(*4)し、色純度の向上とも相まって、しっかりとした色合いを再現することが可能だ。これに加え、「6色カラーフィルター」「明るさセンサー」により、屋内外などの環境の変化に応じて、いつでも色鮮やかで明るい映像を楽しめるようにしている。周囲の明るさに合わせて、映像の明るさを調整する明るさセンサーは節電効果が期待できるが、911SHでは基準値をユーザーの好みに合わせて4段階の明るさを設定することが可能だ。ちなみに、911SHは電池パックがフルに充電された状態から開始して、連続約5時間のワンセグ視聴を可能にしている。また、新たに「SV(Super Vivid)エンジン」はユーザーの好みにあわせて画質を調整できるようになっている。

 この3.0インチワイドQVGA液晶を活かすため、画面表示についても強化されている。ワンセグの視聴画面は、サイクロイドポジションで「標準」「全画面」「等倍」「拡大表示(左上)」「拡大表示(右上)」「拡大表示(下)」の6パターン、オープンポジションでは「標準」「拡大」の2パターンで表示することが可能だ。番組内容に合わせた表示が選択できるほか、拡大表示では番組の特定部分のみを拡大して確認するといった使い方もできる。ちなみに、サイクロイドポジションでは画面サイズ切り替えをダイヤルボタン下のマルチジョブ機能/マナーボタンでワンタッチで切り替えられる。

 また、リビングに置くテレビと同じように、番組やコンテンツにあわせて好みに応じて、画質やサウンドを調整できるよう設定も強化されている。視聴中の画面を設定するAV設定では「標準」「ダイナミック」「映画」の3種類のモードが用意されているが、このモードを構成する明るさやコントラスト、黒レベル、色の濃さ、色合い、シャープネス、サウンドの7項目について、ユーザーがカスタマイズすることができる。シャープネスについてはソフト/ノーマル/ハードの3段階、サウンドについては標準のほか、ニュースやスポーツ、ドラマ、バラエティ、ミュージック、映画、BASS、サラウンド、サラウンドBASSという10種類の設定が用意されており、視聴するAVソースに合わせ、かなり細かい設定をすることが可能だ。

 サイクロイドスタイルを採用したボディデザインも一段と進化している。サイクロイドスタイルを実現するボディは折りたたんだ状態で、ボタンや電池パックを内蔵するメインボディ部、液晶ディスプレイ部、それを支えるサイクロイド機構部の3枚が重なり合うような構造になる。そのため、通常の折りたたみデザインよりも少し厚く見えてしまう傾向がある。しかし、905SHでは背面側のメラ部横にあったスピーカーを911SHではヒンジ部分に移動するなど、パーツのレイアウト変更を行うなど、従来の905SHと比べ、5mmも薄い約22mmというスリムボディを実現している。ちなみに、22mmという薄さは先般から販売されている810/811SHの21mmとほぼ変わらない値であり、手に持った印象もかなりスリムな感じだ。

 ボディカラーはトップパネルをストライプ仕上げにしたものが3色、グロス仕上げにしたものが4色の合計7色が展開される。従来の905SHもサイクロイドスタイル1号機として、斬新でかつセンス良くまとめられたデザインだったが、911SHはシンプルなデザインや豊富なカラーバリエーション、ボディのスリム化などにより、男性だけでなく、女性にも持ちやすいワンセグケータイに進化した印象だ。

様々なメニューボタンは本体右側面に配置。microSD™メモリカードスロットやAV出力端子も備える

911SH前面。シンプルなフォルムにアクセサリーテイストの金属パーツがプラスされ、上品な仕上がりになっている

911SH背面。上部には有効画素数200万画素CMOSカメラを搭載。S! Felicaにも対応。モバイルSuicaにも対応している。

905SHとの比較。5mm薄くなり、すっきりとした印象

約22mmというコンパクトなボディサイズのスリムなワンセグケータイに仕上げっている

液晶下部、ヒンジ部にはスピーカーを搭載する

グロス仕上げのブラックとホワイト。グロス仕上げは鏡面のように光を反射する上品な仕上がり

ボディカラーはグロス仕上げのブラック、ホワイト、シルバー、バイオレットピンク、ストライプ仕上げのネイビー、シャンパンゴールド、ピンクの7種類

女性を意識したピンクのバリエーションにはにはグロス仕上げのバイオレットピンクとストライプ仕上げのピンクを用意

使い勝手がよく考えられたワンセグ

[Y!]ボタンを押せば、操作パネルの表示をON/OFF、[TV]キーでエリア切り替え、[ショートカット]キーでマルチジョブの起動など、直感的に操作できるキー操作を実現

サイクロイドポジションでTV視聴中にメール受信をすると、画面最上段にメールが届いた旨がテロップのように流れる(*3)

サイクロイドポジションからオープンポジションに移行すると画面の下半分にメールを表示できるようになる(*3)

 911SHのワンセグはただ単に放送を楽しめるだけでなく、ワンセグ視聴の使い勝手もよく考えられている。

 まず、アクオスケータイのトレードマークでもあるサイクロイドスタイルだが、待受画面でサイクロイドポジションにするだけで、テレビを起動し、ワンセグの視聴を開始できる。はじめて起動したときは利用する地域に応じて、エリアを選択すれば、そのエリアに合わせたチャンネルが自動的に設定される。最大10カ所までのエリアを登録できるため、ビジネスユーザーは通常利用するエリアのほかに、出張先のエリアを登録しておいて、切り替えるといった使い方もできる。この切換えも「テレビ/文字ボタン」を押すことで簡単に行える。

 911SHでは、新たに設定したエリアが操作パネルに常に表示されたり、同じチャンネルで異なる放送局を受信するとポップアップが表示されるなどして改善されている。

 ワンセグは905SH同様、サイクロイドポジションでの横画面、オープンポジションでの縦画面のどちらでも視聴できる。ポジションの移動に合わせ、自動的に表示も切り替わるしくみだ。どちらのポジションでも[Y!]ボタンを押せば、操作パネルの表示をON/OFFすることができ、ダイヤルボタンを押せば、あらかじめ設定されているチャンネルに切り替えることができる。その他にも[TV]キーでエリア切り替え、[ショートカット]キーでマルチジョブの起動など、直感的に操作できる環境を整えている。911SHでは、縦の状態に切換えたときのデータ放送の表示タイミングが早くなった印象を受ける。また縦にした状態では905SHでは映像が小さい印象をうけたが、911SHでは縦の状態でも映像部分の拡大ができることにより、データ放送を楽しみながらも十分映像も楽しめるようになった。

 また、ワンセグ視聴中の他の動作についても905SHと同様によく考えられている。まず、ワンセグ視聴中にメールを受信した場合、サイクロイドポジションの画面最上段にメールが届いた旨がテロップのように流れ、オープンポジションに切り替えると、画面の下半分にメールを表示できるようにしている。もちろん、このときの表示は従来からサポートされているアニメーションが楽しい「デルモジ表示」になる。

 ワンセグ視聴中の電話着信については、オープンポジションに移行して応答し、通話終了後に自動的にワンセグ視聴に戻るというのが基本となっている。画面回転動作設定で、着信応答の設定をすれば、サイクロイドポジションからオープンポジションに回転させるだけで、電話着信の応答することも可能だ。ちなみに、通話は基本的にオープンポジションで行なうが、サイクロイドポジションでも付属のマイク付テレオイヤホンを接続したり、スピーカーホンを利用することで、通話することができる。また、ワンセグ視聴中の着信時動作を「着信優先動作」「着信通知表示」から選んで設定できるため、ワンセグ視聴中の電話着信で、画面上段にテロップが流れるように着信通知を表示させ、視聴を妨げないようにも設定できる。

 ワンセグ視聴中に他の機能を呼び出すマルチジョブ機能も搭載されている。たとえば、番組を見ているとき、オープンポジションに移行して、[ショートカット]キーを押せば、ショートカットメニューが表示される。ここで「新規作成」を選んでメールを作成したり、メインメニューを選んで、[Yahoo! ケータイ]にアクセスすることもできる。同時に利用できる機能には制限があるが、複数の機能を切り替えながら利用できるのは、多機能な911SHだけに、ユーザーにとってもうれしい機能と言えるだろう。

ワンセグをさらに楽しむ録画&編集機能

中央の[決定]キーを長押しすることで録画が開始され、録画したデータはmicroSD™メモリーカード(*6)に保存される(*3)

毎日決まった時間に放送されるニュースやドラマなどを簡単に繰り返し録画することもできる

録画したデータを分割編集して残しておくこともできる(*3)

 従来の905SHが他のワンセグケータイよりも『半歩』先んじた機能として、評価されたのがワンセグのメモリカードへの録画機能だ。もちろん、今回の911SHにも録画機能が継承されているが、機能的にも使いやすさもさらに進化している。

 ちなみに録画する容量の目安としては、1GBのmicroSD™メモリーカード(*6)に約5時間20分の録画が可能だ。microSD™メモリーカード(*6)は、最大2GBまで対応できるように設計されているが、動作確認情報は順次、シャープのホームページ「ケータイdaSH」に掲載されるので、そちらを参照することをおすすめしたい。

 予約録画は、905SHでも対応していた番組表アプリからの予約と日時指定による予約に加えて、911SHでは視聴中のチャンネルの放送EPG「番組情報」からの予約が可能になっていて、最大5件まで登録することができる。

 905SH同様に他のアプリを起動中でも予約時間が近づいたときに画面表示やアラームなどで知らせてくれる予約お知らせ機能も用意されている。さらに、911SHでは定期的に放送される番組の録画が可能な「繰り返し録画」が新たに追加されている。繰り返し録画では毎日や曜日指定で予約ができるので、ドラマや語学番組、ニュースなどを録画しておき、通勤や通学などの空き時間に楽しむという使い方ができる。

 録画した番組については、TVプレイヤーを起動することで、通常の放送を見るときと同じような感覚で視聴できる。通常再生の他、1.33〜120倍の5段階の早送り、2倍〜120倍の4段階の早戻しにも対応しており、1.33倍の再生時は音声も再生される時短再生が可能だ。これに加え、911SHでは録画した番組を30秒単位でスキップできる「スキップ機能」、お気に入りのシーンなどをマークしておいて、その場所から再生できる「マーキング機能」、くり返し再生する「リピート再生」にも対応しており、録画した番組をより手軽かつ快適に再生できる環境を整えている。

 さらに、さらに911SHではワンセグケータイ初となる編集機能が追加されている。録画した番組を分割編集し、不要な箇所を削除して、カードの容量を効率的に使用するといった使い方ができる。好きなアーティストのシーンだけを集めたり、情報番組の参考になる部分だけを保存しておくなど可能だ。

3.0インチワイドQVGA液晶を活かす機能

©2006 Yahoo Japan Corporation.
パソコン向けのウェブコンテンツの画像や文字情報もサイクロイドポジションで閲覧できる「PCサイトブラウザ」

オフィス文書やPDFファイルなどを閲覧できる「ドキュメントビューア」も搭載

文字サイズや背景を変更したり、画像やBGMを挿入できる「アレンジメール」

ダウンロードした絵文字やテンプレートを使用できる「マイ絵文字」

メールを読む前に送信者の気持ちを伝えられる「フィーリングメール」

他社キャリアのケータイに送るメールで使用できる絵文字を表示する「他社送信用絵文字」

オープンポジションでは上下にサイクロイドポジションでは左右に表示して通話できる(*3)

メンバー同士で気持ち、電話・メール・サークルトークの応答状況を確認できる「ホットステータス」

待受画面に表示するアイテムをカスタマイズできる「待ち受けウィンドウ」

メニュー要素を必要最小限に抑え、大きな文字で表示する「シンプルメニュー」

 高機能なワンセグ対応が魅力の911SHだが、3.0インチワイドQVGA液晶を活かすための機能が数多く搭載されている。

 まず、ビジネスなどにも役立つビューア機能として、パソコン向けのホームページが閲覧できる「PCサイトブラウザ」、オフィス文書やPDFファイルなどを閲覧できる「ドキュメントビューア」が搭載されている。いずれのビューアもオープンポジションとサイクロイドポジションのどちらでも閲覧できるようになっており、ポジションを移行するだけで、自動的に表示が切り替わるしくみになっている。PCサイトブラウザはPCスクリーンとスモールスクリーンの表示切替が可能で、50%・80%・100%・150%・200%の拡大縮小表示、最大3つまでのページを切り替えながら閲覧できるタブ切替機能なども搭載される。気になるパケット通信料については、SoftBankの「パケットし放題」を契約することで、最大5,700円(税込み5,985円)の定額で利用することが可能だ。ドキュメントビューアはWord、Excel、PowerPoint、PDFファイルの閲覧が可能で、microSD™メモリーカード(*6)に保存されたデータが見られるだけでなく、メールに添付された文書を閲覧することもできる。外出先や出張先でオフィスからメールで送られくる文書を確認したいときにも便利だ。ちなみに、従来モデルでサポートされていたSVG-T形式に変換された文書を閲覧する機能も継承されている。

 メールについてもオープンポジションで縦方向の表示が広いため、長いメールも見やすく表示することができる。機能的には文字サイズや背景を変更したり、画像やBGMを挿入できる「アレンジメール」、「マイ絵文字」やテンプレートの利用、絵文字がにぎやかにアニメーション表示される「デルモジ表示」、HappyやOK、悲しいといった5つのキーワードを伝え、相手のケータイのライト色や着信音を変化させる「フィーリングメール」などがサポートされている。少し変わったところでは、他事業者のケータイ宛に絵文字を使ったメールを送るとき、変換可能な絵文字だけをリストアップする「他社送信用絵文字」が搭載されている。従来は各事業者間でメールの絵文字に互換性がなかったが、今年9月から3社間での相互変換ができるようになり、絵文字を使ったメールが使いやすくなった時期だけに、役に立つ機能と言えるだろう。

 TVコールについてもオープンポジションでは上下、サイクロイドポジションでは左右に自分と相手の画像を並べて表示することができ、横画面表示では背景のグラフィック表示を変更できるようにするなどの改良が加えられている。

 SoftBankが新たにコミュニケーションサービスとして提供する「ホットステータス」「サークルトーク」にも対応する。ホットステータスは登録し合った仲間のステータスを確認し合えるメッセンジャー的なソフトで、相手の状態や気分を気遣いながら、電話やメール、サークルトークでのコミュニケーションを選ぶことができる。サークルトークはケータイをトランシーバーのように利用できるコミュニケーションサービスで、最大11人まで同時に会話に参加することが可能だ。サークルトークは試験サービス中のため、今のところは登録不要で、通話料不要で利用することができる。

 3.0インチワイドQVGAの画面では、エンターテインメントも存分に楽しむことができる。S!アプリではさまざまなゲームが提供されているが、911SHではサイクロイドポジションのワイド画面に対応したゲームを楽しむことができ、試用版や体験版がプリインストールされている。また、Bluetooth®を利用し、約10m以内の対応機種同士で対戦ゲームやチャットが楽しめる「ちかゲーム」「ちかチャット」も利用できる。この他にもキャラクターを使い、仮想的な街で暮らすことができる「S!タウン」、毎日深夜に配信されるビジュアルなオンラインマガジン「S!キャスト」、待受画面にニュースや天気などの情報コンテンツを1日に数回自動受信する「ライブモニター」なども利用できる。「S!キャスト」については、1日3回、現在地エリアの天気を待受画面に表示する「お天気アイコン」にも対応する。

 SHシリーズではおなじみの音楽再生、カスタムスクリーンも継承されている。音楽再生はSD-AudioによるセキュアAACに対応し、パソコン向け音楽配信サイト「MOOCS」からダウンロードしたファイルの再生も可能だ。カスタムスクリーンは壁紙やインデックスメニュー、発着信画面、効果音などを一括カスタマイズできる機能だが、911SHのワイドQVGA画面に合わせたデータがプリインストールされており、シャープが運営するカスタムスクリーンサイト「カスタモ」でも対応データが提供されている。

 同じく画面周りでは待受画面にライブモニターやホットステータス、その他のアプリケーションを登録しておき、カンタンに利用できるようにする「待ち受けウィンドウ」、必要最低限のメニューが登録されていて、まったくの初心者にも使いやすい「シンプルメニュー」が新機能として追加されている。待ち受けウィンドウは待受画面で方向キーの上を押すだけで呼び出すことができ、自分の好みに応じて、登録できる項目をカスタマイズできるので、多機能な911SHを使いこなすためにもぜひ覚えておきたい機能だ。

メインメニューやメール送受信画面、各種アイコンなどを一括で変更できるカスタムスクリーン。無料で3種類のパターンをプリインストール

市場をさらに半歩リードする最強のワンセグケータイ

 サイクロイドスタイルという新しいケータイの形で話題を集めたアクオスケータイ。その2ndモデルとなる911SHは3.0インチのワイドQVGA液晶を搭載しながら、22mmのスリムボディにまとめられた魅力的な端末だ。ワンセグもワイド画面での視聴や録画だけでなく、予約録画や繰り返し録画、編集機能までサポートするなど、従来モデルや他のワンセグケータイをさらに半歩リードする仕上りとなっている。ワンセグ以外にもワイドQVGA液晶を活かすための数々の機能が数多く搭載されており、910SHと並ぶフラッグシップモデルに相応しいスペックや楽しさ、使いやすさを兼ね備えている。ワンセグを軸に、ケータイをスマートに使いこなしたいユーザーに、ぜひとも体験して欲しい端末だ。


■関連情報
□「911SH」製品情報(ソフトバンク) http://mb.softbank.jp/mb/product/3G/911sh/
□「911SH」製品情報(シャープ)http://k-tai.sharp.co.jp/lineup/s/

■関連記事




□ソフトバンク太田氏「スリム、ワンセグはソフトバンク」
  http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/32040.html
□ソフトバンク、新型AQUOSケータイ「911SH」25日発売
  http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/32034.html


■法林岳之

1963年神奈川県出身。パソコンから携帯電話、PDAに至るまで、幅広い製品の試用レポートや解説記事を執筆。特に、通信関連を得意とする。「できるWindows XP SP2対応 基本編 完全版」や、「できるブロードバンドインターネット Windows XP対応」など、著書も多数。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。「ケータイならオレに聞け!」(impress TV)も配信中。

*「アクオス」および「AQUOS」、「AQOUSケータイ」、「サイクロイド」および「Cycloid」はシャープ株式会社の商標です。 * microSD™はSD Card Associationの商標です。 * FeliCaはソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式です。 * FeliCaはソニー株式会社の登録商標です。 * Macromedia® Flash™ は、Adobe Systems, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。 * Picsel, Picsel Powered, Picsel Viewer, Picsel File Viewer, Picsel Document Viewer, Picsel PDF ViewerまたPicselキューブロゴはPicsel Technologiesの商標、または登録商標です。 * SOFTBANKおよびソフトバンクの名称、ロゴは日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。 * 「Yahoo!」および「Yahoo!」「Y!」のロゴマークは、米国Yahoo! Inc.の登録商標または商標です。 * PCサイトブラウザ、カスタムスクリーン、待ち受けウィンドウ、マルチジョブ、ちかチャット、TVコール、お天気アイコン、ライブモニター、アレンジメール、フィーリングメール、サークルトーク、ホットステータス、S!アプリ、S!タウン、S!キャスト、デルモジ、ちかゲームはソフトバンクモバイル株式会社の登録商標または商標です。 * Microsoft® Excel、Microsoft® Wordは、米国 Microsoft Corporationの商品名称です。 * Microsoft、PowerPointは、米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。 *Bluetoothは米国Bluetooth SIG,Inc.の登録商標です。
*1、ワンセグのエリア内であっても、地形や建物などによって電波がさえぎられる場所や電波の弱い場所、トンネル・地下・建物の中など電波の届かない場所では、受信できないことがあります。 *2、解約後はTV機能はご使用できません。 *3、画面ははめ込み合成でバックライト点灯時のイメージです。 *4、NTSC方式で再現できる色の範囲を100%とした場合にカバーできる色再現範囲の比率。NTSCとはNational Television System Committeeが策定した従来テレビ方式です。 *5、ベストエフォート方式のため、回線の混雑状況や通信状況などにより、通信速度が低下、または通信できなくなる場合が あります。 *6、microSD™ メモリカードは別売りになります