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今回、ボーダフォンから発売されるシャープ製端末「Vodafone 703SH」は、そんなイメージを一新する期待の新製品だ。ボディはPDC方式のV501SHやV603SHなどとくらべても小さく、コンパクトにまとめられており、重量もVodafone 3G端末としては最軽量の107gに抑えられている。デザイン的はディスプレイ部とボタン部の内側で異なるカラーが採用されたポップなイメージで、折りたたんだ状態で真正面から見ると、カラーネームの由来になった「タグ」のような形にまとめられている。 ディスプレイはメイン側がQVGAサイズの表示が可能なTFTカラー液晶、背面には端末を折りたたんだ状態でも時刻や電波状態、着信の有無が確認できるモノクロサブディスプレイを搭載している。カメラは最大960×1280ドットの静止画、最大240×320ドットのムービーの撮影が可能な130万画素のCMOSイメージセンサーをボタン部背面に装備し、メインディスプレイ側にはTVコールや自分撮りに使える11万画素CMOSカメラを内蔵する。カメラ起動時のショートカットキーも用意され、メニュー画面を呼び出さずに、ダイヤルボタンの[5]で撮影サイズの変更、[8]でタイマーのON/OFF、[*]でインカメラとアウトカメラの切り替えなどができる。 撮影画像の保存などに利用する外部記憶メディアは、miniSDメモリーカード(別売)を採用し、本体右側面にスロットを備える。Vodafone 902SHやV603SH以前の端末ではSDメモリーカードが採用されていたが、大容量のminiSDメモリーカードが普及し始めたこともあり、miniSDメモリーカードに変更されている。miniSDメモリーカードにはカメラで撮影した静止画やムービーに加え、後述する音楽データやVアプリ、電子コミックなどを保存することができる。
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まず、ケータイとブロードバンドインターネットを連携させたサービスとして注目を集めている「Vodafone live! BB」に対応している。パソコンでダウンロードした高画質の音楽クリップやドラマのダイジェスト、アニメなどをminiSDメモリーカードに保存し、703SHにセットして、コンテンツキーを取得すれば、従来のケータイでは難しかった高品質な映像コンテンツを楽しむことができる。「Vodafone live! BB」は、Vodafone 3Gならではのサービスのひとつだ。 次に、W-CDMA方式の3Gケータイで人気の高いTVコールにも対応している。703SHではTVコールを使いやすくするため、折りたたみ式のボディを130度のところで固定できる「TVコールポジション」を採用し、テーブルの上に端末を置いて、通話をできるようにしている。ちなみに、TVコールではスピーカーホン機能で通話もできるが、703SHはBluetooth®にも対応しているため、Bluetoothヘッドセットを登録し、ワイヤレスでTVコールを楽しむことも可能だ。
コンテンツについては、最大1MバイトまでのVアプリ、着うた®・着うたフル®のダウンロード、電子コミックの閲覧などに対応している。Vアプリについては、アーケードゲームなどで人気を博した「チェイスH.Q.3D」、「グラディウスII 〜ゴーファーの野望〜」の体験版がそれぞれインストールされている。 また、Vodafone 3Gで提供されるサービスの中でもユーザーの関心の高い国際ローミングにも対応しており、3G(W-CDMA)とGSM方式の自動切り替えも可能だ。海外での着信時もアドレス帳に登録されている相手なら、名前が表示(一部の国や地域のみ)でき、発信も自分が国内に居るのか、海外に居るのかを選択すれば、発信方式を自動的に切り替えて、国際電話を掛けることが可能だ。ちなみに、対応地域ではTVコールを国際ローミングで利用することも可能だ。海外での利用も考慮し、時差の設定が不要な世界時計、簡易電卓でのレート換算など、実際に役立つ機能も搭載されている。Vodafone 3Gによる国際ローミングは、2005年7月現在、音声通話が世界119の国と地域、MMSとウェブは世界55の国と地域、SMSは世界117の国と地域で利用することが可能だ。つまり、Vodafone 703SHがあれば、いつでも気軽に海外でケータイを利用できるわけだ。 ![]() ![]() まず、多くのユーザーがもっとも頻繁に利用するメール機能では、メールの受信画面が見やすくなっている。受信ボックス内の一覧表示では既読と未読がひと目でわかるようになり、受信メールの内容表示の画面でも件名や差出人がいっしょに表示されるようになっている。もちろん、受信メールのフォルダによる管理、送信元や件名による自動振り分け、グループ登録による同報メールなどにも対応している。日本語入力は予測変換機能に対応した「ケータイ Shoin3」を搭載する。 また、メールの送信画面は、宛先から送信までをひとつの画面で確認できるようにして、操作の流れをわかりやすくしている。画面下のアイコンを選択することで、送信や添付するファイルの種類を選択することが可能だ。頻繁にメールをする相手については、簡単メール宛先に登録しておけば、待受画面からツータッチで宛先が入力されたメール作成画面に移行できる。さらに、圏外やオフライン中に送信できなかったメールは、圏内に移動したときに自動的に送信する自動再送メールも搭載されている。 電話帳については、従来のVodafone 3G端末で好評を得ていた「あかさたな別」や「グループ別」の検索時に、読みの入力によるインクリメンタルサーチが可能になった。従来のVodafone 3G端末ではメニュー画面がVodafone 3G標準デザインのものしか選べなかったが、703SHでは「カスタムスクリーン」機能により、内蔵のオリジナルデザインとディズニーキャラクターの画面が選択可能だ。ディズニーキャラクターについては、壁紙やフォトフレーム、着信音なども内蔵されている。 操作系の機能としては、V603SHやV501SHでも好評を得ている「クイックオペレーション機能」が搭載されている。待受画面からダイヤルボタンで数字を入力すると、電卓やマネー積算メモ、アラーム、スケジュールなどの機能が直接呼び出せる機能で、実際に使い出すと手放せなくなる機能のひとつだ。 さらに、miniSDメモリーカードを利用した機能では、「メディアプレイヤー機能」がサポートされている。従来のSHシリーズが対応していたSD-Audio規格に準拠したセキュアMP3に加え、セキュアAACに対応しており、パソコンから音楽CDのデータを取り込み、miniSDメモリーカードに保存して、703SHをデジタルオーディオプレイヤーとして活用できる機能だ。703SHではSD-Audioに加え、AACデータの再生にも対応しており、幅広い音楽データを再生することが可能だ。
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