上質なデザインと機能性をバランスさせた スタンダード スマートフォン AQUOS PHONE THE PREMIUM SoftBank 009SH −法林岳之 執筆−
急速に拡大する国内のスマートフォン市場において、優れたユーザービリティと他製品をリードする実績で、各方面から高い評価を得ているシャープ製スマートフォン。今夏からは『AQUOS PHONE』という統一ブランドネームが与えられ、各社向けのラインアップに幅広く展開している。ソフトバンクから発売された『AQUOS PHONE THE PREMIUM SoftBank 009SH』は、すでに発売されているAQUOS PHONE SoftBank 006SHなどのユーザビリティを継承しながら、THE PREMIUMの名に相応しい上質なデザインによってバランスよく仕上げられたスマートフォンだ。実機を触りながら、その洗練されたデザインと機能性をチェックしてみよう。

フィットする美しいデザイン

 昨年来、国内市場においても急速にスマートフォンのニーズが拡大し、街中でもスマートフォンを使うユーザーを見かけることが珍しくなくなってきている。昨年末の段階ではそれほど多くなかった機種数も今夏に来て、一気に各社のラインアップが出揃い、販売店の店頭は各社のスマートフォンがズラリと並び、かなりにぎやかになってきた印象だ。

 しかし、その一方で、現状ではスマートフォンを選ぶうえで迷うユーザーが多い。スペックであれば、数値を比較するだけで把握できるが、機能面については何が必要で、どういうところをチェックすればいいのかは、実際にスマートフォンを日常的に使ったユーザーでなければ、わからない部分が多い。

 そして、こうしたスペックや機能と並んで、初めてスマートフォンを購入するユーザーにとって気になるのがデザインだ。スマートフォンはフルタッチのディスプレイを装備した手のひらサイズのプレート状デザインが中心であるため、どうしても似通ってしまう傾向がある。そのうえ、ボディカラーや仕上げも今ひとつ控えめのものが多く、自分らしさを表現するアイテムのひとつとして、ケータイに慣れ親しんできたユーザーにとっては、ちょっと物足りない印象も残る。個性を出すためにシリコンカバーを付けてみたところ、機種本来のサイズがひと回り大きくなってしまい、持ちやすさがスポイルされてしまったという声も少なくない。

AQUOS PHONE THE PREMIUM SoftBank 009SH

独特のテクスチャー加工が施されている、009SHの背面カバー

端末のラインとは微妙に異なるカーブの「コーナーアクセント」が存在感を主張。また、[メニュー][ホーム][戻る]の3つのキーはセンサーキーになっている

 ソフトバンクから発売されたシャープ製スマートフォン「009SH」は、まさにそういったニーズに応えるため、デザインと機能のバランスを考え、スマートフォンを初めて購入するユーザーにとっても、「ちょうどいい」スマートフォンとして仕上げられている。シャープは今夏から統一ブランドネームとして、「AQUOS PHONE」というネーミングを使っているが、このモデルではもうひとつソフトバンクのSHシリーズで好評を得てきた「THE PREMIUM」の名を冠している。THE PREMIUMシリーズと言えば、ソフトバンクのフィーチャーフォンにおいて、美しいフォルムと上質なデザインで高い人気を得てきたが、今回の009SHは、そのコンセプトを受け継ぎ、スマートフォンでありながらも上質なデザインと高級感のある仕上がりを実現している。

 本体を手に取って、まず最初に目につくのが背面カバーのテクスチャーデザインだ。多くのスマートフォンは背面カバーにロゴなどを配する程度で、どちらかと言えば、無機質に仕上げられることが多い。しかし、スマートフォンのボディは通常の携帯電話よりも少し大きいため、タッチ操作をするときや通話をするときに意外に背面カバーが目立ってしまうのだ。そこで、009SHでは背面カバーに光の当たり方や見る角度によって、風合いが変化する独特のテクスチャー加工が施されており、見た目にも上品に仕上げられている。顔の近くに当てても無機質な樹脂製プレートを当てているような印象ではなく、アクセサリーで飾っていたり、女性向けで言えば、コスメグッズを使っているようなイメージにも近いくらいの上品さがある。ボディ周囲もディスプレイパネルを囲むようにシルバーフレームを備え、四隅で端末のラインとは微妙に異なるカーブをつけることによる「コーナーアクセント」が、全体的に存在感のある美しいデザインに仕上げている。

 また、カラーバリエーションもそれぞれに個性のある4色をラインアップしている。やはり、何と言ってもTHE PREMIUMシリーズらしいのはプレシャスゴールドだが、鮮やかなピンク、スッキリとしたホワイト、落ち着きのあるブラックもボディ周囲のシルバーフレームの演出とも相まって、艶のある魅力的な仕上がりとなっている。4つのカラーバリエーションの内、プレシャスゴールド、ピンク、ブラックはフロントフェイスもブラックだが、ホワイトはフロントフェイスもホワイトで仕上げられており、上品な爽やかさを演出している。

 そして、このフロントフェイスのデザインをスッキリとさせているのが前面に装備されたセンサーキーだ。Androidスマートフォンでは[メニュー][ホーム][戻る]という3つのキーを必ず装備する必要があるが、物理的なハードキーを装備するのではなく、触って操作するセンサーキーを採用することにより、本体前面の突起をなくすことで、自然と滑らかな指の動きを誘う。このあたり、仕上げの良さとあいまってTHE PREMIUMシリーズならではのものであり、他のスマートフォンではなかなか見かけることのない工夫だ。

THE PREMIUMシリーズらしいプレシャスゴールドや、鮮やかなピンクなど上質なデザインは男女問わず日常を彩る

左から、プレシャスゴールド、ホワイト、ブラック、ピンク

十分なスペックとSHシリーズらしい機能

約4.0インチの3D対応QHD液晶を採用

800万画素CMOSカメラを採用

 美しく存在感のあるデザインに仕上げられた009SHだが、デザインばかりが良くても中身が伴わなければ、スマートフォン本来の楽しさを堪能することはできない。かと言って、ハイスペックになればなるほど、端末そのもののコストは高くなり、ユーザーの負担も増えてしまう。

 しかし、読者のみなさんもよくご存知の通り、シャープは国内でもっとも多くのAndroidスマートフォンを開発しており、Androidに必要なスペックと機能を十分に知り尽くしている。今回の009SHは、そのノウハウを十分に活かすことにより、機能やスペックとコストパフォーマンスを上手にバランスさせたスマートフォンとして仕上げられている。

 まず、ディスプレイは3D対応の約4.0インチQHD液晶を採用する。視差バリア方式を採用し、裸眼での立体視が可能な3D液晶は、昨年のGALAPAGOS SoftBank 003SHから順次、搭載されてきたが、009SHには今夏に発売された006SHなどと同様、クロストークを抑え、自然に立体視が可能な3D液晶パネルが搭載されている。屋外での乱反射を低減するリフレクトバリアコートなども継承されており、AQUOSの名に冠するに相応しい画質にこだわった高精細ディスプレイとなっている。

 カメラについては、800万画素のCMOSイメージセンサーと画像処理エンジンを組み合わせ、個人検出やベストセレクトフォト、シーン自動検出、などの撮影機能も備える。魚眼カメラやミニチュアライズカメラなど、遊びゴゴロのある撮影機能も搭載されており、ブログやTwitterなどへの投稿にも役立つ。ちなみに、800万画素カメラの最大サイズで撮影した画像も指定したサイズにリサイズできる編集機能も備えており、通常のケータイにも画像をメールで送りやすい環境を整えている。このあたりはケータイを知り尽くしたシャープらしい対応と言えるだろう。

 また、静止画だけでなく、動画撮影にも対応し、1280×720ドットのHDムービーの撮影も可能だ。旅先やイベントでの撮影だけでなく、日常のシーンを撮影し、YouTubeなどにアップロードすることも可能だ。

 プラットフォームはスマートフォン向けでもっとも新しい「Android 2.3」を搭載し、Flashによる動画再生、アニメーションコンテンツなどの再生にも対応する。CPUは米QUALCOMM製MSM8255 1GHzを搭載し、低消費電力ながらもアプリや各機能をストレスなく利用できるパフォーマンスを実現する。

 そして、日本のスマートフォンにおいて、欠かすことができない三種の神器とも呼ばれる「ワンセグ」「赤外線通信」「おサイフケータイ」についてもしっかりと対応しており、通常の携帯電話から乗り換えてもストレスなく、使うことができる。

 ワンセグについては、スムーズで自然な映像を楽しめる「なめらかフレーム補間」、画質と音声を番組のジャンルに合わせて選択できる「AVポジション」など、上位機種と同等の視聴機能を備え、録画や録画予約、視聴予約にも対応する。朝一番の番組を録画して、通勤/通学中の交通機関でチェックするといった使い方もできる。パッケージには机の上でワンセグを視聴するときに役立つスタンド(試供品)も同梱されている。

歩数計も搭載しており、ウィジェットも用意されている

 赤外線通信は背面にポートを備えており、IrSimple/IrSS規格に対応する。昨年来、赤外線通信に対応したスマートフォンは徐々に増えてきているが、送受信できるデータが限られている機種が一部にある。これに対し、009SHは電話帳データだけでなく、カメラで撮影した画像などについても送受信できるようにしている。

 生活にも役立つ機能としては、歩数計が搭載されている。あらかじめ身長や体重、歩幅などの情報を登録しておけば、歩いた歩数に応じて、消費カロリーや歩行距離、脂肪燃焼量などが自動的に算出される。ホーム画面に歩数などの情報を表示できるウィジェットも設定することが可能だ。また、W-CDMA/GSM方式の世界対応ケータイ、下り方向最大7.2Mbpsの3Gハイスピードにも対応するほか、ソフトバンクが3Gで新たにエリアを展開し始めている1.5GHz帯にも対応しているので、2GHz帯のみをサポートする他機種に比べ、つながりやすいというメリットもある。今や欠かすことができない緊急地震速報にも対応しており、安心して使うことができる。

 さらに、今夏のシャープ製スマートフォンで注目を集めたスマートファミリンク及びDLNAにも対応する。スマートファミリンクはシャープの液晶テレビ「AQUOS」やブルーレイディスクレコーダー「AQUOSブルーレイ」などのWi-Fi経由で接続することにより、それぞれのコンテンツを参照したり、再生できるホームネットワーク機能だ。具体的にはAQUOSブルーレイで録画した番組をWi-Fi経由で接続した009SHで再生したり、009SHで撮影した写真や動画を液晶テレビのAQUOSにWi-Fi経由で映し出すことなどができる。もちろん、写真や映像だけでなく、DLNA機能を利用し、ホームネットワーク内のパソコンに保存された音楽を再生することも可能だ。

 こうしたシャープ製スマートフォンならではのオリジナル機能は、基本的に今夏に発売されたAQUOS PHONE 006SHなどの仕様を受け継いでおり、アプリなどもほぼ同じものがプリインストールされている。名刺をすぐに読み取れる「名刺リーダー」、カラフルなフィルタパターンでのぞき見を防ぐ「カラーベールビュー」などの人気機能も搭載されており、存分に活用することができる。新しいところではダウンロードでの対応になるが、mixiやTwitter、Facebookとの連携に優れたブラウザーとして、「ドルフィンブラウザー for SoftBank」が用意されている。

MOBOTAP, DOLPHIN BROWSER and the Dolphin Logo are trademarks of MoboTap Inc., a Cayman Islands company, and are used herein via authorized license.

ひと味違うSHシリーズのAndroidスマートフォン

 上品なデザインと十分なスペックを兼ね備えた009SH。才色兼備とも言えるバランスの良さが魅力だが、実はSHシリーズのAndroidスマートフォンならではの工夫も随所に受け継がれている。ここでは実際にユーザーが使ううえで役立つSHシリーズ独自のユーザビリティをいくつかピックアップして解説しよう。

ひと味違うSHシリーズのAndroidスマートフォン

無線LANの簡易設定機能として、WPS・AOSSに対応する

スマートフォンでは標準機能となっている無線LAN(Wi-Fi)。009SHもIEEE802.11b/g/nに対応しており、自宅やオフィスの無線LAN環境、ソフトバンクWi-Fiスポットなどの公衆無線LANサービスなどで利用することができる。  しかし、はじめてスマートフォンを使うユーザーにとって、この無線LANのセットアップは意外に面倒なものだ。パソコンであっても面倒に感じることが多いのに、スマートフォンではタッチ操作で無線ネットワーク名や暗号化キーを入力しなければならない。タッチパネルに慣れているユーザーはともかく、タッチ操作がはじめてのユーザーには敷居が高く感じられる。

 そこで、SHシリーズのAndroidスマートフォンでは、無線LANの簡易設定機能として、業界標準の「WPS(Wi-Fi Protected Setup)」とバッファローの「AOSS」に対応しており、初心者でも設定しやすくしている。具体的には、WPSなら、無線LANアクセスポイントの設定画面でWPSを有効にしておき、009SHの設定画面で[無線とネットワーク]-[Wi-Fi設定]-[Wi-Fi簡易登録]-[WPS方式]と選び、「あとはプッシュボタン方式」と「PINコード方式」ぶだけで、数十秒で自動的に認識されて、無線ネットワーク名も暗号化キーが設定される。この簡単さなら、初心者にも設定しやすいし、無線LANの設定に慣れたユーザーにとっても便利だ。

ひと味違うSHシリーズのAndroidスマートフォン

 009SHをはじめとするスマートフォンは、本体前面に装備されたディスプレイにタッチしながら操作をする。一定時間、操作がなければ、誤操作防止や省電力のため、画面表示は自動的にOFFになり、スリープ(待機状態)に移行する。もう一度使いたいときは、電源ボタンを押し、スリープから復帰させるわけだが、ほとんどのスマートフォンではこの段階でロック画面が表示される。

 009SHでも、表示されたカギのアイコンを錠前のアイコンにドラッグすると、画面のロック状態が解除されるが、待機中にメールや通話の着信があったときは、通常のカギのアイコンとは別に、ロック画面下に不在着信を表わすアイコンが表示される。この不在着信アイコンを錠前にドラッグすると、自動的に受信メールや着信履歴の画面が表示されるしくみとなっている。

 通常であれば、ロック画面を解除後、タッチパネルの画面を操作し、メール機能や着信履歴の画面を表示しなければ、不在着信の内容を知ることができないが、009SHをはじめとしたSHシリーズのAndroidスマートフォンであれば、不在着信アイコンをドラッグするだけで、すぐにそれぞれの目的の画面を表示できるわけだ。

009SHのロック画面では、不在着信、新着メール、留守録がある場合に通知アイコンが表示される

たとえば、不在着信の通知アイコンを上にドラッグして画面ロックを解除すると

ダイレクトに着信履歴が確認できる

自分に合わせてカスタマイズできるランチャー画面

表示を「リスト表示」、並びを「ダウンロード順」にした状態

アプリをグループ分けできる009SHのランチャー画面

 スマートフォンはインターネットで提供されるサービスとの連携などに優れているが、もうひとつの楽しみとして、自由にアプリをインストールし、機能を増やしていくことがある。009SHには、出荷時にさまざまなアプリがプリインストールされており、初心者でもすぐに使いはじめられる環境が整えられている。ただ、インストールされているアプリが多い環境では、いざ使おうとするとき、目的のアプリがなかなか見つからないといった事態に陥りがちだ。

 SHシリーズのAndroidスマートフォンでは、昨年発表された従来のGALAPAGOS 003SH/005SHからアプリ一覧をグループ分けで表示しており、今夏のAQUOS PHONE 006SH/007SH、そして今回紹介している009SHにも同じしくみが受け継がれている。出荷時設定では「基本機能」「おすすめ・カメラ」「ツール・コミュニケーション」「ツール」「書籍・動画・音楽」「エンタメ・ゲーム」でグループ分けされており、プリインストールされているアプリのアイコンがグリッド状に並んでいる。これならば、目的のアプリを見つけやすくなるはずだ。より視認性を重視したい人には、リスト表示も試して欲しい。リスト表示は一画面に表示されるアプリの数が少なくなるが、アプリ名とアイコンが大きく表示されるからだ。

 また、グリッド表示とリスト表示という表示方法とは別に、アプリのアイコンを並べる順番もカスタマイズできる。アプリのアイコンをひとつずつ並べ替えることもできるが、「名前順」「利用頻度順」「ダウンロード順」に並べ替えることも可能だ。アプリをダウンロードして、インストール直後などにアプリが見つからないときは、ダウンロード順に切り替えれば、すぐに見つけることができる。

 こうして、自分に合わせて並べ替えたあと、再びオリジナルの状態に配列を直すこともできる。ランチャー画面でメニューキーを押し、[並べ替え]-[購入時の配置]を選ぶだけで、簡単に元に戻すことが可能だ。元へ戻せることがわかっていれば、ユーザーとしては逆に安心して、自由に並べ替えることができるだろう。

使いやすさを考えたメール

送信予約機能が用意されており、圏内時に自動送信と、日時指定の送信予約ができる

S!メール着信時に、ステータスバーに電話帳登録名が表示される

 ケータイからスマートフォンに移行するユーザーにとって、もっとも心配なことのひとつがメールだろう。今までと同じようにメールが使えるだろうか、絵文字は? デコレメールは? といった声はよく耳にする。

 ソフトバンクのスマートフォンでは、通常の携帯電話と同じ「S!メール」(SoftBankメール)が利用できる。機種変更ならば、メールアドレスも面倒な手続きをすることなく、そのまま使いはじめることができる。もちろん、絵文字やデコレメールも同じように使うことができる。

 しかし、単に同じだけじゃないところがSHシリーズのAndroidスマートフォンのいいところ。たとえば、メールを受信したとき、通常はステータスバーに「S!メールを受信しました」と表示される。しかし、009SHをはじめとしたSHシリーズのAndroidスマートフォンでは、電話帳データを参照し、誰から届いたメールなのかを表示できるようにしている。たとえば、セキュリティのため指ロックを設定していても、ステータスバーの表示はロックを解除しなくても見えるため、メールが届いた直後であれば、誰からのメールなのかをすぐに把握できる。

 また、都市部でケータイやスマートフォンを使っていると、地下鉄や建物の地下、ビルの奥まったところなどで、電波が届かないといったことが起こる。メールを送りたいのに、電波が届かないため、結局、地上や表に出なければならなかったという経験は誰にでもあるはずだ。そこで、SHシリーズの通常の携帯電話では、圏内に移動したとき、自動的にメールを送信してくれる機能を搭載し、ユーザーに高い評価を得ていたが、これも009SHに受け継がれており、送信時に圏外であれば、送信予約をするだけで、あとは圏内に移動したときに自動的にメールが送信される。

 この送信予約メールはもうひとつ活用方法が用意されている。それは送信日時を指定しての自動送信が可能なのだ。たとえば、朝一番に誰かにメールを送っておきたいけど、深夜だから、ケータイ宛てにメールを送ると、迷惑になるかもしれないといったときにも使うことができる。誕生日や記念日のメール送信にも役立てることができ、自分宛てに大事な用件を忘れないようにする送信予約メールをするのも手だ。

 こうした実用的な機能に加え、009SHの3D液晶を活かし、フィーチャーフォンで親しまれていた特定の絵文字などに反応して、背景を変更するアニメビューが3D対応で搭載されている。3Dをあまり意識しないユーザーにとっても新鮮な印象が得られるはずだ。

上質なデザインと初心者にも使いやすいスペックをバランスさせたAQUOS PHONE THE PREMIUM SoftBank 009SHは「買い!」

 今、もっともユーザーの関心が高いスマートフォン。しかし、スマートフォンであれば、何でもいいというわけではないだろう。ユーザーとしては、持ちやすく、使いやすく、楽しく活用できるスマートフォンが大前提だ。そして、それと同様に大切なのかデザインや仕上げが十分なクオリティに達しているということだ。確かに、スマートフォンは便利なツールだが、単なる道具としてだけでなく、自分自身を表わすアイテムのひとつでもあり、自分が持ってうれしいツールであって欲しい。その意味からも009SHの上質なデザイン、仕上がり、使いやすいスペック、SHシリーズのAndroidスマートフォンならではのこだわりは、はじめてスマートフォンを使うユーザーにとってもうれしいはずだ。これらの要素を高い次元でちょうどよくバランスさせた009SHは「買い」のモデルと言えるだろう。

 

法林岳之
1963年神奈川県出身。携帯電話をはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。主な著書は「できるWindows 7」をはじめ、「できるポケット SoftBank AQUOS PHONE 006SH スマートに使いこなす基本&活用ワザ 150」(2011年6月30日発売)、「できるポケット docomo AQUOS PHONE SH-12C スマートに使いこなす基本&活用ワザ 150」(2011年6月16日発売)などのスマートフォン関連も数多く執筆。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。Impress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。

 

■関連情報
□AQUOS PHONE THE PREMIUM SoftBank 009SH」製品情報(SoftBank)
 http://mb.softbank.jp/mb/smartphone/product/009sh/
□「AQUOS PHONE THE PREMIUM SoftBank 009SH」製品情報(シャープ)
 http://www.sharp.co.jp/products/sb009sh/
□シャープ 携帯電話 SoftBankラインナップ
 http://k-tai.sharp.co.jp/lineup/s/

■関連記事
□ソフトバンク、緊急地震速報など対応の「009SH」8月26日発売
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20110824_472485.html
□ソフトバンク、緊急地震速報など対応のスマートフォン「009SH」
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20110719_461665.html

 

*The PREMIUM、デコレメール、S!メールは、ソフトバンクモバイル株式会社の登録商標または商標です。 *SOFTBANKおよびソフトバンクの名称、ロゴは日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。 *「GALAPAGOS」ロゴおよびマーク「GALAPAGOS」「AQUOS PHONE」ロゴおよび「AQUOS PHONE」「AQUOS」「ファミリンク」「FAMILINK」は、シャープ株式会社の登録商標または商標です。 *Google、Google ロゴ、Android、Android ロゴ、Gmail ロゴ、Google マップ、Google マップ ロゴ、YouTube および YouTube ロゴは、Google Inc. の商標または登録商標です。 *Wi-FiR、Wi-Fi AllianceR、Wi-Fi CERTIFIED™、Wi-Fi CERTIFIEDロゴ、Wi-Fi Protected Setup™はWi-Fi Allianceの登録商標または商標です。 *AOSS™は株式会社バッファローの商標です。 *文字変換は、オムロンソフトウェア株式会社のiWnnを使用しています。iWnn © OMRON SOFTWARE Co., Ltd.2008-2011 All Rights Reserved. iWnnIME© OMRON SOFTWARE Co., Ltd. 2009-2011 All Rights Reserved. *QualcommはQualcomm Incorporatedの登録商標です。 *DLNA®、DLNAロゴおよびDLNA CERTIFIED™ は、Digital Living Network Alliance の商標です。

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